堕ちた天使 20_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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堕ちた天使 20

15-06-14 10:18

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「堕ちた天使 1」へ

カタンッ
突如、二人だけの世界を木の乾いた音が切り裂いた。
二人は一瞬ビクッと体が強張る。

恐る恐る辺りの様子を窺った。
扉付近に角材が転がっているのが見えた。
その時、今迄無風だった屋上で少し強めの風が二人を吹き抜けた。
(ああ、風で倒れたのね)
屋上にもかかわらず、それまで奇跡的に無風状態だったことが、
彼女達の警戒心を低下させてしまったのかもしれない。
「風が出てきたから急いだ方がいいみたい」
特に気に留めることなく、再び二人だけの世界に戻っていった。

久美子は全てを置き去りにもうすっかり女の顔になっていた。
真由は中腰になると、ゆっくりと目の前の紺色のスカートのホックを外し、
チャックを下ろした。
体のラインをなぞるようにして、丁寧にスカートとストッキングを脱がせる。
「お揃いの可愛い下着ね」
真由は久美子のピンクのパンティに手をかけるようにして褒めた。
雪のように白い太股が露になり、眩しい日差しでテカっている。
「折角の白い肌が日焼けしちゃうね」
温かい手で擦られ、惜しむように優しく太股にくちづけをされる。
その柔らかな唇は幾重もキスを散りばめながら、
久美子の太股を這い上がっていった。
足の付け根付近までくると、熱い息づかいと共に
パンティのライン沿いをス-っと舌が這う。
思わず目を瞑りうっとりと天を仰いだ。
久美子は真由のこの愛し方が好きだった。
女性にしかわからない感覚と今後の期待感にゾクゾクッとしてしまう。
「いやらしい臭いがする」
真由は際どい部分に舌を巡らせながら鼻でくんくんと股間辺りを嗅いでいた。
「嘘っ、そんなことない」
初めての屋外で唯でさえ恥ずかしいのに、
わざといやらしい言葉で久美子を辱める。
真由の両手がお尻の方に回りパンティに手をかけた。
「誰も見てないんだから、久美子の全てを曝け出して」
真由はパンティをずり下ろすと一気に足から抜き取った。
そしてそれを丸めて自分の制服のポケットにしまい込んだ。
「もっとよ~く久美子のいやらしい部分見せて」
真由はさらにしゃがみ込むと久美子の右足の太股を持ち上げ
秘部を下から覗き込むようにした。
久美子は右足を鉄柵にかけ、不安定な格好を支えるように
両手で柵を握り締める。
「わあ、びちょびちょだよ。糸引いてテカテカに光ってるぅ。
明るい所で見ると人妻のオマンコって、また違った卑猥さがあるね」
「いやあ、そんな風に言わないで。お願い、もうこれ以上虐めないで」
死ぬほど恥ずかしいのに、真由から卑猥な言葉を浴びせられる度に、
体は何故か熱くなり興奮してしまっている自分に困惑する。
「フフフ」
真由は悪戯っぽく笑って大きく舌を出すと、
久美子に見せつけるように淫猥な亀裂を舐めた。
「はあ~っ」
久美子の体が伸び上がるようにくねる。
(ああ、これ、これなの。私が欲しかったのは)
「あああっ、あっ、はあっ、あっ、あああ~っ」
「久美子、声が大きいって。いくら屋上だからって聞こえちゃうでしょ」
そう言いながらも真由のクンニはいつも以上に
積極的、且つ執拗に久美子を責めていた。
時間がないということもあったのかもしれないが、
真由自身もこの状況に異常なまでに興奮していたのだ。
指と口を交互に、その責めはクリトリスに集中した。
2本の指で包皮の上から素早く擦られる。
「んっんんんん~、ああっ、はっ、はっ」
久美子の快感曲線は急激に上昇していき、出すまいとしても
自然と声が漏れてしまう。
半分頭を覗かせていたオマメが、指で上に引っ張るようにして皮を剥かれると
鮮やかな紅色の全容をプルンと現した。
それを唇で挟むようにしてチュウチュウと絶妙の加減で吸い上げられる。
「・・・ああっ・・・ああっ・・・」
音をたてて吸われる毎に艶やかな切ない声が出てしまう。
久美子にはもう校庭で楽しげにはしゃぐ生徒達の声は届かない。
ただ太陽の心地良い日差しの暖かさだけを感じながら、
痺れるようなくちづけに神経を集中させていた。
それだから、充血して倍ほどに肥大し敏感になったオマメを
とびっきり優しい舌触りで弾かれたらひとたまりもなかった。
「ヒィ――っ」
裏返った悲鳴のような声をあげ、顔が歪む。
頭のヒューズが1、2本飛んでしまいそうだった。
初めて女性の舌を知った時の衝撃そのもの、
いやそれ以上の強烈な雷光が久美子を貫いた。
彼女を虜にした舌はその感触もさることながら、
裏表、上下左右自在な動きで変化を加えながら久美子を翻弄していく。
「ああっ!・・・あああ~~・・・真由っ・・・
気持ちイイ~・・・ああ、もっと~」
(クリちゃんをこんな風にされたら、女だったら誰だって虜になっちゃうわ)
それはまるで自分に言い訳するかのように
久美子は真由のテクニックに酔いしれた。
体重の半分以上を支えている左足の膝が
カクカクとなって立っていられなくなる。
あまりの快感で腰砕けになって、柵を握り締める手に力が入る。
わずか3mm程の久美子の一部分でしかない突起物の感覚は、
彼女の全身を支配していた。
「・・・うっ・・・あっ・・・」
オマメを吸われながら舌でリズミカルに突かれ、
絶頂が近いことを告げる、声にならない声をあげる。
ここぞとばかりに真由の舌の動きも一段と速くなった。
「うううう~っ、はあああっ!」
ガゴンガゴンと鉄柵が激しく音をたてる。
体を大きく揺り動かし、ピクンッピクンッと2、3度痙攣すると
崩れるようにしゃがみ込んでしまった。
久美子が青空の下で味わう初めてエクスタシーだった。
誰かに見つかるかもしれないという異常な緊張と興奮の中、
それは久美子の想像を遥かに超える快楽だった。
(ああ、もうどうなったっていい。病みつきになりそう)

だが勿論これで終わりではなかった。
しゃがみ込み、柵にもたれかかって呆けている久美子を
今度は真由の指が這う。
ビラビラの小唇陰を捏ね回すように中指が蠢く。
「好き」
「あんっ、もう、真由ったら・・・」
真由の指が卑猥な形状になった秘部のヒダヒダを優しく擦る。
見つめ合う二人の感情が交差すると再び新たな潤滑油が陰唇を潤していく。
「こっちにも欲しいでしょ」
ヌルヌルの穴に中指がスルリと入ってきた。
「あっ!は~ん、はあんっ」
入口付近を中指で回転させるようにグラインドされると
クチュクチュといやらしい音が鳴った。
「うんっ、はあ~、はあ~、ふん~っ」
鼻息が荒くなり、徐々に新たな興奮が呼び起こされる。
イッたばかりだというのに久美子のオマンコは貪欲に
真由の指を求め始めている。
入口付近をグラインドさせていた指がさらに奥へ奥へと進んでいく。
第一関節をクイっと曲げた中指で膣壁を掻きむしられると、
それに反応してうねり出す。
「あっ!締め付けてるよ。ここが気持ち良いんでしょ?」
久美子を膝立ちさせて、真由の指は徐々に抽送運動を始める。
「私のこと、好き?」
「ああっ、好きっ、あっ、あっ、真由が好き」
「嬉しい。もっと私の指を感じて。何度でも昇天させてあげる。
ふふふっ、ここは屋上よ。天国まで遮る物なんて何もないんだから」
素早く指を動かしながら話すくだらないジョークも
今の久美子には真実にしか聞こえなかった。
「乳首も綺麗な形でとっても美味しそう」
「っ!・・・・」
ピンと勃った乳首に吸い付かれると同時に、
指の抽送運動のギアが1段上がった。
(ああ、スゴイ!冗談じゃなく上手すぎるんだってェ、この子。
そんなにされたら、すぐにまたイッちゃいそう~)
その動きといい、リズムといい、的確さといい、
同性だからこそわかるその指は、言葉通り久美子を天国へと導いていく。
仰け反るように迫り出した腰をガクンガクンと激しく振って
真由の中指をキュウっと締め付けた。
「っ・・・っ・・・っ・・・っ~・・・」
2度目の絶頂が襲う久美子の顔面が、鬱血したようになり声も出ない。
(気持ちイイイイイ~、ダメェ~良過ぎてバカになっちゃう――)
エクスタシーの波に飲み込まれ痙攣している久美子の
呆けたような半開きの口が塞がれた。
「うん~」
ぺちゃぺちゃと音を出しながらねっとりと舌を絡めたキスが、
後戯のように感情を盛り上げ、久美子のハートを溶かしていく。
だが真由はさらに薬指をもう一本加え、二本の指で
ザラザラしたGスポットを探り当て擦り始めた。
別の快感が久美子の体を波のように拡がった。
「んんっ!んんっ、んんん~」
Gスポットを叩くように二本の指で振動させられると
快感と共に発散したくなる欲望が湧きあがってくる。
「ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙~」
「くちゅくちゅイヤらしい音がしてる。ここ擦られると堪らないでしょ?」
キスを中断しつつ辱める真由の言葉に
喉の奥から搾り出すような喘ぎ声で答えた。
「ぁ゙ぅぅぅっ、ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぅぅ~っ」
ものの数分も経たぬうちに眉間にしわを寄せ顔が歪む。
(ダメッ、出ちゃう!)
「我慢しない方が気持ち良いよ。ねっ、こうでしょ?」
その問いに反応するように久美子は我慢出来ず、
数滴の飛沫を弾けさせた。
「イクぅっ、イっちゃううう~、いやぁ~、ああっ、あああっ」
その瞬間、ピッと水飛沫がオマンコから飛び出したのを合図に
次々と真由の指に呼応して大量の潮を吹いたのだ。
ピュ――っ、ピュ――っ
「ほら、凄い!凄い!」
へなへなと腰から力が抜けていくような開放感と満足感で満たされる中、
小悪魔のうれしそうな声が聞こえた。
「外でよかったじゃん。こんなにびちゃびちゃにして」

放心状態の久美子の正面にスッと真由が立ち上がった。
ビチョビチョに濡れた右手を久美子に舐めさせながら、
照れたようにはにかんで久美子を見下ろす。
「自分のお汁、美味しそうに舐めるのね。今度は私のも舐めて」
履いていたパンティを脱ぐと、久美子の目の前で
セーラー服のスカートを捲り上げた。
「ほら、久美子のイク顔見てたら、私もこんなになっちゃった」
足を広げて久美子の顔を自らの股間へと呼び込む。
つ~んと酸っぱい臭いが久美子の鼻をつく。
シャワーもしていない若い女の子のアソコの匂いが妙に淫靡だった。
(こんなにも私を夢中にさせてくれた真由にも
気持ち良くなってもらいたい。
彼女ほど上手く出来ないかもしれないけど、
一生懸命奉仕して自分が味わった10分の1でも気持ち良くなってほしい)
そんな思いから久美子は愛おしそうに
まだサーモンピンクの若いオマンコにキスをした。
少女特有の若々しい酸っぱいミルク味がした。
それをしゃぶることで自分も再び興奮してくる。
「ああ、最高、イイっ、好きよ、久美子」
自分の舌に真由が反応するのが素直に嬉しかった。
「ああ~、ああ~、イイ~、久美子は私のものよ。私だけのもの。
ああ~、誰にも・・・渡さ・・ない」
久美子は彼女の本音を垣間見た気がした。
だが自分にはそれについて異論も言えなかった。
いや今は考えたくなかった。
「イクゥ~」

「ねえ、約束の物持ってきた?」
久美子はバッグから紙袋を取り出し真由に差し出した。
それは黒いペニスバンドだった。

「あっ、あっ、あっ、あっ、ああ~んっ」
子宮に響く律動に耐えるように握り締めた鉄柵を通して
校庭を走り回る十数名の生徒達が視界に入る。
(扶美!・・・)
その中に満面の笑みで友達とはしゃぐ我が子を見つけた。
「声、大きいって。これでも咥えてて」
真由はポケットからピンクのパンティを取り出し、
大きく開けた口に押し込んだ。
「ぉ゙っ、ぉ゙っ、ぉ゙っ、ぉ゙っ、ぉ゙っ」
(許して!こんな悪いお母さんを・・・)
無邪気な娘の姿に懺悔をしながらも、
体を貫く女の悦びには抗えない久美子だった。
つい数ヶ月前はどこにでもいるごく普通の平凡な主婦だった。
そんな自分がまさか、娘の同級生の女子高生にお尻の穴を弄られながら
立ちバックからグロテスクなおちんちんで突き上げられているなんて
想像も出来なかった。
ましてや娘が目の前に見える学校の屋上で真っ昼間から裸同然なのだ。
何より怖かったのは、自分がその快楽にどっぷりと
のめり込んでしまっていることだった。
(私はどうしてしまったの?これからどうなるの?
怖い。ああ、でも逃れられない)
久美子の中ではいつもこの不安と恐怖があった。
この時も強烈な快感に襲われれば襲われるほど
不安や恐怖は霞がかったように久美子を包んでいた。
そんな中、唯一真由の言葉だけが救いだった。
「好きよ。死ぬほど好き。忘れないで。私がどれだけ久美子を好きか」
(ああ、拒めない。拒めるわけがない。私に女を感じさせてくれたのは
後にも先にも真由だけなのだから。許して。こんな愚かな女を)
久美子の目尻から一筋の涙が頬を伝う。
果たしてこれは愛なのか、ただの欲情なのか。
これまで何百回と懺悔と自問を繰り返してきたが、この時
例え全世界の人を敵に回そうともこの子だけは離したくないと強く思った。
「ぁ゙ぅ、ぁ゙ぁ゙、ぉ゙っ、ぁ゙っ、ぁ゙っ」
(ああ~イイ、イイイイ~、消えちゃう、消えて無くなっちゃう~)
大きく開いた口から涎を引きながらパンティが零れ落ちた。
「ダ・・メ・・・もう我慢出来ない・・・あっ・・はあっ
イクっイ゙グっ・・・くううっ・・・はあああああ~~あ゙あ゙ああ~~っ」
口枷が無くなった喉の奥から、学校中に響き渡るような絶頂の声が発せられた。
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン
それと同時に昼休みの終了を告げる鐘が鳴り、
その大きな叫びは掻き消された。
(最高・・・もう何もいらない)
久美子は気が遠くなりそうな中、膝から崩れ落ちた。

つづき「堕ちた天使 21」へ


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