この話はつづきです。はじめから読まれる方は「あなたに恋なんてしてないんだからね! 1」へ
3人から逃れ、衣服の乱れをトイレで直した。そして教室に戻ることにした。
中学1年生の時の私は根暗の女の子だった。両親をイギリスに住んでいたときに亡くした。その翌年、ということもあるだろうけれど、美穂以外とは接するなんてしたくなかった。同姓にモテるのも嫌。
教室に戻ると、誰かいた。夕焼けが綺麗に見えるこの教室では、部活終了後とかに集まる人が多い。
「あら、はるん!」
「・・・?」
「さおりんよ。三村沙織。あなたは覚えてないかもしれないけど、去年も同じクラスだったの」
私は凍り付く。私にラブレターをくれた3人目。まさか、同じクラスだとは思いもしなかった。
「ねえ、暇なら寮の私の部屋に来ない?そこでしよう?」
「え・・・嫌・・・」
「嫌とは言わせない。私は陸上部よ?力をなめないで」
強引に引っ張られ、キスをされる。舌が私の口に侵入してくる。
「ほら、行くわよ」
私はただ、従うしかできなかった。
両親を亡くしたあと、そのまま向こうには住めないことになり、友達と別れて日本に来た。最初は母方のお祖母ちゃんの家からここに通っていた。でも、半年もしない内にお祖母ちゃんは亡くなってしまった。その後はここに通いたいことを親戚に伝え、寮に住んでいる。
沙織の部屋は、私の住むA棟から離れたD棟だった。(F棟まである)
「きゃっ・・・」
入るなり押し倒された。所属する部活のわりには清楚な部屋。
「可愛いなあ・・・」
乱雑に服が脱がされていく。全てを脱がされ、彼女は微笑む。
「まずは胸ね。結構大きいじゃない」
「ひゃう・・・あ・・・んん」
「そろそろ下も濡れているんじゃないの?ほら・・・」
ぐちゅぐちゅと触られる。嫌・・・。
「ほら、指入れてあげるから。ね?」
痛みが走った。五本全て入れられ、出し入れされる。
「痛っ・・・ああ・・・んん」
「ほら、私も気持ちよくしてよ」
いつの間にか全裸になったさおりんが、私の顔に座る。
「ほら、舐めて」
「ん・・・ああ!!」
私は耐えきれずに叫ぶ。何か温かいものが・・・。
「もうイっちゃった?早いなあ・・・」
そのあとは定かではない。
つづき「あなたに恋なんかしてないんだからねっ! 5」へ
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