久美子は某女子学院の音楽教師である。
身長は148センチとかなり小さく、いつも生徒にからかわれていた。全体的にムチムチしていて、童顔で、垂れた目やその下のホクロ、長い睫毛がとても子供っぽく、教師にはちっとも見えなかった。生まれは関西なのだが、おとなしいし、標準語でしゃべるようにしていたのでのでこれも全く見えなかった。
去年結婚して退職した音楽教師はとてもしっかりしていて、久美子の方が年上なのにかしこまってしまうほどだった。
そんな冴えた教師の変わりがおっちょこちょいでトロい久美子に務まるはずもなく、授業は常にざわついた雰囲気だった。
ざわざわざわ、、、
みんなーうるさいですよー!
ざわざわざわ、、、
(はぁ…注意しても聞いてくれへんし、一体どうやって教えればええの?)
ここは結構有名な進学校なのに、生徒は国語、数学、英語以外はどうだっていいようだった。
キーンコーンカーンコーン…
「はい、起立してー」
こうして授業はいい加減に終わるのだった。
(やっとうるさい生徒から解放されてご飯食べれる。まったく嫌んなるわ…)
つかつかつか、、、
(え?何?)
久美子のもとへやってきたのは、さっき授業をしたクラスでも最も静かで、大人っぽい子だった。久美子とは正反対と言えよう彼女の名前は貴崎玲音(きさきれお)といった。いつも伏し目がちで、この世のすべてを知り尽くしているような、冷静な子だった。細くて長身で、キレイな標準語をしゃべる東京うまれだった。
(少しくらい笑ってくれたってええやん…てか、何の用なん?)
つづき「犯される童顔女教師2」へ
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