最終電車に飛び乗って、人気の少ない車両に揺られ、向かいの真っ暗闇の車窓に引き込まれるような呆然とした時間が過ぎて行くみたいに、私の脳裏に浮かびだした過去の始まりが、先ほどまでの戯れ、五人の男性液がいまだに流れ出さしている股間のように思い出され始めた。
私が中三で弟が中二の5月の連休のこと。
高校入試に向けて猛勉強なんて事はなかったのですが、中の上くらいはキープしなくてはいけないと思ってましたから、毎年出掛けていた家族旅行も取り止めて励んでました。
両親は父方の実家に泊まりがけで出掛けて、弟も一緒に行くものと思ってましたが、部活をどうしても休めないとかで弟の面倒をみる羽目になってしまいました。
夕飯を済ませて私は勉強を始め、弟は自分の部屋に、賑やかな家族は良いのですが、勉強に集中するには、こんな静かさも良いものだとはかどり、ひと息入れようと台所に飲み物を取りに、弟の部屋の前を通り過ぎようとした時でした。
半開きに近いドアの開きから、ベッドに寝っころがってる弟の姿、次に飛び込んできた弟が突き立てているチンチンを扱いている動きで、(あっ!)初めて目にする男性器、弟の男性器、立ち尽くし息とまる驚きに近い衝撃でした。
異性への興味は特別にはなかったのですが、弟のオナニーを見てしまい何かが変わってしまったのか、変な気分としか言いようがないのですが、弟のオナニーのチンチンを扱く動きが早まり、弟のチンチンから飛び出す液体。
衝撃を受け、私が初めて味わった興奮する、性的興奮だったと思います。
おまけに弟の飛び散るように飛び出た液体を、弟が顔の方からおろして来た布で拭き取り、その拭き取る布は、私の下着だったのです。
普通なら怒りが出て来るのでしょうが、私には怒りはなく、幼い頃から仲良く、つい先日まで入浴を一緒にしており、私の初潮が始まったりした事で入浴をしなくなった訳で、その弟の性対象に私がなっている事の嬉しさみたいな感情の方が浮き出ていました。
つづき「私の性事情(2)」へ
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