新・小悪魔に変身2_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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新・小悪魔に変身2

15-06-14 10:20

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「新・小悪魔に変身」へ

歩美は、敬子に優しく抱きしめられながら、敬子の胸の中で泣いた。

敬子は久しぶりに感じる女性の体の温もりだった。
「敬子、ありがとう…、何かいっぱい泣いたらすっきりした」
「良かった、少しでもすっきりして、元気になれたら私も嬉しい」
「うんうん、こっちこそ、敬子が、声掛けてくれなかったら、私ダメだった、、。」
「もう良いよ、暗い過去は少しずつでも忘れて、話題を変えよ。」
「うん。」
「私の貸した服似合ってるよ」
「本当に?でも敬子ってレザー好きなんだね、それと、私レザー初めて着たんだけど、レザーの匂いって、独特だけど、私好きになっちゃた」
「嬉しい、レザー好きな人余りいないから、なかなかわかって貰えないんだよね」
「敬子何でレザー好きなの?」

「それは…、今から話す事聞いても引かないでね」
「うん、わかった」
「実は高校の時に、先輩達に、レザーやエナメルの衣装を着させられてレズられて、それで私レズになって、レザーやエナメル好きになっちゃたんだよね」
「えっ、やっぱり、丘の山女学園の噂本当なんだ、でも私敬子が、レズでも平気だよ」
「本当に?じゃあ冗談抜きで、さっき歩美を抱きしめた時、歩美だったらいけると思ったから、今からしてもいい?」
「するって、なにを?」
「だから、レズを」
「うーん、わかった、怖いけど、敬子に助けられた恩返ししなきゃね」

歩美は、ゆっくり目を閉じる、
敬子は、歩美の唇に自分の唇を重ねた。
一瞬歩美の体がビックンとするが、歩美は、自ら敬子の体を抱きしめると、反応するかの様に、敬子も歩美を、抱きしめお互い抱きしめあい、レザーの擦れる音が静かな部屋に、心地よく響く。
「どお?初めての同性とのキスは?」
「柔くて、優しくて相手が、敬子だと思うと、なんか、頭がぼーとっしてきてドキドキする」
「嬉しい、レズを体が覚え初めてるのよ」

二人はそれから、唾液交換などキスを1時間程堪能した。
「キスだけでも、けっこう楽しめるんだね」
「そうでしょ、もし本当にレズに成ってもいいなら、今着てるレザースーツを1週間後の週末に着てきて、なりたくないなら、畳んで、私に返しにきて。その時に、歩美の服も、乾かして、返すから」
「わかった、1週間後の週末に返事するから」

その日は、レザーコートとブーツも、借りて歩美は、帰って行った。

つづき「新・小悪魔に変身3」へ


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