牝熟女・悦子(9)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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牝熟女・悦子(9)

15-06-14 10:21

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「牝熟女・悦子(1)」へ

アダルトショップに出る扉をゆっくりと開け店内に入るとさっきまで居た客達は居らず大音量のBGMだけが流れ、悦子は足早に店内を抜け逃げる様に店外にでエレベーターに乗り地上へと上がりエレベーターの扉が開き眼に飛び込んで来たのは十字架に張り付けられた全裸姿の佐緒里の姿であった

佐緒里は恥辱に顔を歪ませ涙を流し咽び泣いていた、悦子が個室で男達に陵辱されている間、佐緒里は外に連れ出され霰もない姿を見ず知らずの人間達に視姦され続けられ今でも悦子の前で見知らぬ男が佐緒里の哀れな姿を写メに撮り続けていた

写メを撮り続ける男を咄嗟に悦子は突き飛ばした
「撮らないで!あっち行ってよ!」悦子は男を突き飛ばし、十字架に張り付けにされた佐緒里の両手両足に絡み附いた縄を解き十字架から解放し全裸の佐緒里を抱き締めた、佐緒里は悦子の腕の中でブルブルと震え号泣した
「ごめんね、ごめんね、佐緒里…」悦子は佐緒里を抱き締めながら何度も謝り続けた
「美しい女同士の友情だな」背後で壮介の声が響き悦子は振り向き
「お願い、佐緒里を許してあげて、もぅ佐緒里には手を出さないで!」悦子は泣きながら壮介に懇願し
「貴男が望む事なら私が全て遣ります、だからお願い!これ以上佐緒里に手を出さないで!」悦子は佐緒里を抱き締め、佐緒里も悦子に縋り附いた
「そうか、悦子が俺の欲望を満たして呉れるのか」壮介は嗤い
「ならば悦子、お前がこの十字架に上がれ」壮介の命令に悦子に顔を歪ませ、着ているコートを脱ぎ佐緒里に羽織り掛けた
「悦子!駄目よ!上がっては駄目!」佐緒里の声が雑居ビルに響いた
「佐緒里…佳いのよ、私は真性のマゾなの辱めを受けて…淫らに成る変態女なのよ…佐緒里は私に構わず逃げて」悦子は泣き顔を無理に作り笑顔に変え、自ら十字架に上がり壮介は悦子の両手両足に縄を食い込ませ十字架に固定した
「佐緒里、良く見ておけ」壮介は十字架に手を掛け押した、十字架の下には車輪が着いていた、壮介は十字架を押し雑居ビルの出口へと運び野外に出した、十字架に縛り着けられた悦子に繁華街を歩く人々はどよめき写メを撮る者が溢れ孵った、悦子は泣き叫んだ
「嫌ぁぁぁ、お願い視ないで、視ないで下さい、視ないでぇぇ」
「悦子!違うだろ!」壮介の言葉に悦子は切なく唸り
「嗚呼…視て…視て下さい、私は…変態女です…視られて辱められて…悦ぶマゾ女で御座います!」悦子は泣きじゃくりながら叫んだ、然し悦子の蜜壺からは夥しい量の愛液が垂れ躰の奥底から淫らな欲情が湧き挙がり躰を熱くさせ視姦される快楽が勝り
「視て、視て、もっと視て…下さい…嗚呼…逝っちゃう…逝っちゃう…逝くぅぅーー」悦子は視姦の快楽に絶頂した佐緒里は悦子の姿を見て何かが変わるスイッチが入った

数日後、牧村壮介が逮捕された容疑は公然猥褻罪であった数日前の山村悦子へ対する公の場での野外調教が原因であった、然しそれは警察の表向きの罪状、つまり別件逮捕である本来の目的は政治資金規制法並びに公的資金流用による巨額詐欺事件であった、何故そんな大それた事件に牧村壮介が別件逮捕されたのか、それは壮介は悦子の他に数人の女奴隷を使い政治家に女奴隷を斡旋する見返りに会社に膨大な利益が上がる様便宜を図って貰う為であった、会社は牧村壮介がSMの調教師と知り会社の利益に利用し、壮介もその見返りに膨大な報酬と地位を得ていた、その蜜月を快く思わない人物が警察にリークし警察は情報ソースを入念に裏取りをし、悦子への野外調教を利用し壮介を別件逮捕したのであった、当然悦子にも警察の取り調べは在ったが簡単な事情聴取だけで終わった、其れから3ヶ月が過ぎたある日の午後ビジネス街に人集りと警察官と救急車が集まっていた、その人集りの中心に1人の男が血の海の中で倒れていた、男は牧村壮介であった、壮介は雑居ビルの屋上から飛び降り自殺をし自ら命を絶った、検察の取り調べを苦にしたのではないかとマスコミは検察批判報道をしていたが遺書も無く、自殺の真相は藪の中であった其れから一年が過ぎた

つづき「牝熟女・悦子(10)」へ


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