この話はつづきです。はじめから読まれる方は「牝熟女・悦子(1)」へ
鏡に映し出される自分の浅ましい姿を見ながら鏡越に牧村壮介を見て悦子は淫らに腰をクネせて恥ずかしいお願いを要求した、壮介は喘ぐ悦子を嗤いリモコンボタンをズボンのポケットに仕舞い込んだ
「休憩時間が無くなる、帰るぞ」壮介は灰皿に預けた煙草をもみ消し背広に袖を通した、悦子は淫らに変貌した表情で牧村壮介に縋り付き
「嗚呼お願い…切ないの、1度で良いから気を遣らせて…」鼻に掛かった甘い喘ぎ声で牧村壮介に懇願するも壮介は無表情で帰り支度を終わらせ
「早く支度をしろ」その言葉を言うと山村悦子に背を向け窓際へと向かい2人が勤務する外資系保険会社が入るビルを見た、悦子は気を遣らせて貰えない悔しさと切なさを噛み締め床に散乱するブラジャーやブラウス、タイトミニスカートを拾い集め一旦粗末なソファーの背もたれに預けブラジャー手に取った
「今日はノーブラで過ごせよ」牧村壮介の言葉に山村悦子の手が止まった
「えっ…ノーブラ?」悦子は壮介に目線を遣り不安げな表情で牧村壮介を見た壮介は外を見続け悦子の問い掛けを黙殺した、悦子は哀しげな表情を浮かべ手に取ったブラジャーをソファーに置きブラウスを手に取り袖を通し前ボタンを留めていき、タイトミニスカートに脚を通しハンガーに掛けられたタイトミニスカートと同色のベージュ色したチョッキを手に取ろうとした時、壮介がニヤリと嗤い
「それは着るなよ!」牧村壮介の言葉に悦子は息を呑み
「嫌よ!…これを着ないと…」
「ん、これを着ないと何なんだ?」
「これを…着ないと…乳首が見えます…」悦子は哀しげな表情で牧村壮介を見た壮介は鼻で嗤い言った
「悦子は視られるが大好きな変態女だよな?」牧村壮介の言葉に悦子は瞳を哀しげに潤ませ唾を飲み込み唇を開き
「はい…悦子は視られるが…大好きな…変態女…です!」言葉を言い終わると同時に涙の雫が流れ落ちた
悦子は身支度を整え鏡に写る自分の姿に惨めさが込み上げて来た、肉眼でも判る程に乳房や乳首が透けて見えていた
悦子は両腕を胸の前でクロスさせ透けて見えてしまっている乳房を隠し深い溜め息を吐いた、そして悪魔の様な牧村壮介と出会ってしまった自分の運命を恨んだ。
牧村壮介との出会いは今から2年前程に遡る、山村悦子が前の夫と離婚し人伝手に紹介され臨時社員として入社した
今の会社に経理部補佐部に配属され其処で牧村壮介と出会った、当時壮介も妻と離婚したばかりでお互いバツイチコンビと自虐的に周りに話していたが、ある日の親睦会の夜に悦子は酒の酔いも手伝い壮介と一夜を共にし男女の中に成った、初めこそはノーマルなセックスだったのが次第に悦子を肉体的にも精神的にも追い込む様なセックスをするように成っていった
悦子は壮介から与えられるアブノーマルなセックスにのめり込んでいき、壮介の要求もエスカレートしていきホテルの部屋でのセックスがホテルの廊下へと変わり、ホテルの駐車場、そして職場内へと何時誰が来るか判らない場所でのセックスが通常に成っていった、そして壮介は悦子の躰にも厭らしい仕掛けを施す様に成っていた、初めはストリッパーが身に着ける様な下着を着させ、次には下着を身に着ける事を禁じた、悦子はその全ての要求を受け入れ次に要求したのは膣にローターを仕込みスイッチを入れたまま仕事をさせられたのだった、悦子は襲い来る快楽を押し殺しながら誰にも気付かれない様に仕事を続けた、そんな目に遭わされても悦子は牧村壮介から離れる事が出来なかった、それは壮介に拠って与えられたら!
らな要求は本当は悦子が待ち望んでいた事だったのかもしれなかった、前の夫は優しく何時も笑顔の絶えない人であったしかし本当の悦子が求めて要る男は悦子を辱める男を求めていたのだった、そして牧村壮介は悦子が求める男だったのである
そして今、鏡に映る妖しく淫らな顔に変わった自分の姿に悦子は辱められる快楽の中に陶酔していた、壮介が部屋の扉を開け悦子を部屋から出し直ぐ後から壮介が部屋を出ると背後から悦子を抱き締め乳房を愛撫し乳首をなぶり悦子の口から熱い淫らな吐息が洩れた、壮介は革パンティーとバイブで封印した陰部を指で刺激すると悦子は立って要られない程に躰を熱くさせた壮介の指は愛液で直ぐに汚した、壮介は散々悦子の躰を欲情させると身体を離し先に歩いていった
つづき「牝熟女・悦子(3)」へ
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