同愛4(八)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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同愛4(八)

15-06-14 10:23

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「同愛」へ

小さなうちのこ棒と大きなあの人のこん棒様。
同じ様で全然違う二つ。

ほんまにあの人のは逞しいんやもの。
うちのお尻にあの人の身体が何度も何度もぶつかっていく。
うちはそのたんびに鳴いて、叫んで、雄叫びを上げた。
いつしか身体はソファーの上から地面にあって、あの人は二本の腕で自分を支え、うちはその下で這いつくばって身悶える。
うち、壊れてまう。
そないに激しくしたら、うちの身体、壊れてまうよ。
そんな泣き声を言ううちを容赦なくあの人は責める。
ほんま、酷い人。

ビュッビュッビュッと何回もうちの小さなこ棒から汁が出ていく。
触ってもないのに、こ棒はビンビンにおっ立ち、愛するあの人に愛をぶちまける様に精を出す。
汗も精液もドロドロに混ざって、うちの身体はあの人に壊れていく。
頭の近くにそびえて立つあの人の両腕のどちらかに抱き着いて、うちは泣く。

嬉しくて、嬉しくて、うちは泣く。
うちはいま雄に犯されとるんや。
雄のあの人に雌として、犯されとるんや。
ひぃんひぃんと鳴きながら、うちは涙ながらに口を歪める。
好きや。
大好きや。
身体が同じはずなのに好きになってしまったうちを、あの人は愛してくれとる。
普通なら有り得へんのに、気持ち悪いと思うはずやのに、あの人はうちを受け入れてくれた。
うーうん、それどころか、お前は俺にとったら、か弱い雌なんやと教え込んでくれとる。
だって、こんなに。
こんなに激しくねじ伏せられて、逞しさを覚えさせられたとしたら、もう。
あの人のこん棒様がまた一層に太く堅くなる。
あぁ、出すんや。
うちに種を植え付けるんや。
いつか見た獣たちの交わりを思い出してうちはまた声を上げた。
こんな風に愛して貰えるなんて、思ってもみなかった。
こんな風に扱って貰えるなんて、思ってもみなかった。
あの人がうちのお尻に手を置いて、最後の追い込みに入る。
うちは口に指をやり、歯で噛み付く。
あぁ、出して。
早く、出して。
早く、うちに子種を頂戴。
いままで一番強く。
そして、深く刺さったこん棒様が、熱く燃えているかの様なあの人の子種をうちの雌袋の中に、たっぷりと出し注ぐ。
同時にうちのこ棒から出た何度目かの精。
それは、まるで、うちの身体があの人の子種を求めて卵を排出したかの様だった。
愛してる。
大好きや。

あの人の子種をお腹で感じながら、うちはその優しさの中で眠りに着く。
あぁ、うちらの可愛い赤ちゃん達…。


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