同愛4(七)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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同愛4(七)

15-06-14 10:23

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「同愛」へ

痛みよりまず、快楽がうちを狂わせた。いや、うちの身体は痛みさえも快楽にしてしまいよったのだ。
だから、ズグッと入りよるあの人のこん棒様を有り得へん事にうちのお尻はそれを簡単に受け入れよった。

の太い棒。
堅くて逞しい棒。
うちの身体が全身でどこが星の彼方に引っ越したかの様にうちの意識から離れていく。
触れられて分かる胸の乳首の異常。
女でもないのにうちのやらしい乳首はピンッと立ってあの人に摘ままれるのを待ち遠しそうにしていたのだ。
だから、あの人に触られて、摘ままれて、潰されて。
うちの乳首は歓喜の悲鳴を上げよった。そして、動き出すこん棒様。
一歩の熱い塊が出たり、入ったり、引っ掻いたり、貫いたり。うちはヒィヒィ言いながら、それに夢中になる。
逞しいんやもん。
雄々しいんやもん。なんも知らないくせに、快楽だけは理解しよるうちの身体。僅かにあった痛みも熱でよう分からん様になって消えた。
後にあるのは、こん棒様にえいえいとやっつけられるやらしいうちのお尻。
おやめになって、なんて時代劇のお女中みたいに口だけで実は媚び媚びにこん棒様を受け入れるうちの淫売なお尻。
羨ましい。
妬ましい。
なんて、そんな思いで乳首とお尻を見ているんは、うちのちんまいアソコ。
あの人の指、数本分ほどもないそれは、悔しいのか、悲しいのか、先っぽをだらだらと汁で濡らす。
せやから、うちは身体をしならせて後ろのあの人に腕を絡ませる。
突き刺さるこん棒様が暴れるたんびに、うちのこ棒がぷるんと震える。
して欲しい。
して欲しいんよ、ここも。
乳首やお尻の様に可愛がって欲しい。
頭の中がグッチャグッチャに乱れとる中でうちはあの人の手を取ってこ棒の元に誘い出す。
触れるあの人の温もり。
それに気が付いたあの人は、うちの首筋に鼻をあててその匂いを嗅ぐと、いきなり、うちのこ棒を強く握り締めよった。
なんて、酷い人。
でも、こ棒はそれで満足らしくて、馬鹿やから身をビックんビックん震わしてたくさんの汁を吐き出しよった。
幸せそうにピクピクして余韻も味わうこ棒。
でも、あの人は酷い人やからそれを許さへん。
敏感で弱っとるこ棒をまだ強く握り、弄くると今度はこん棒様でうちのお尻も激しく出し入れし始める。
うぉおおん、なんて獣染みた声を出してうちは意識をかなぐり捨てたくなる。
でも、あの人がそれを許さない。
プレハブの小屋に響く雄の雄叫び。
それに雌も雄叫びで返すんや。

つづき「同愛4(八)」へ


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