お兄ちゃん大好き! 3(終)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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お兄ちゃん大好き! 3(終)

15-06-14 10:23

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「お兄ちゃん大好き! 1」へ

 あれから数日たった。同じようにお兄ちゃんが大好きだという親友・藤瀬美穂と遊んでいると、お兄ちゃんが出てきた。
「こんにちは。お邪魔していま~す!」
「・・・」

 お兄ちゃんは無言で箱を抱え、さっさとどこかへ行っちゃった。怒ってるの・・・?ううん、怒っているのなら、昨日お好み焼きを食べさせてくれていないはず。
「あ、お父さん!お兄ちゃん、どうしたの?」
「ん?聞いていないのか?あいつ、引っ越すんだ」
「引っ越すぅ?」
「ああ、結婚して・・・」
「!?」
 そんなの聞いていないよ!お兄ちゃん!!

 多分、妹は怒っている。俺がゲームをやめて、結婚するんだから・・・。
「準備、出来た?」
「ああ、行こう」
 俺は微笑む。

「ねえ、どうするの?」
「う~ん・・・。追っかけて、しようかな?」
「そうしよう!!」

「お兄ちゃん~~~~~!!!!!」
「うあっ!」
「もう一回、しよ・・・?」
「・・・仕方ないなあ」
 そして、ベッドへ・・・!

「んん・・・!」
 気持ちいい。お兄ちゃんにはじめてをさずけたけど、やっぱりいい。
「ああ!い、イクぅ~~~!!!」
「もういいだろ」
「んじゃあ、ディープキスして・・!」
「わかった」
 そして、深く深くキスをした・・・。

 私は大学生になった。お兄ちゃんが好き、だなんてバカバカしいと思う。美穂だって言っている。
 お兄ちゃんとは去年の結婚式以来絶縁状態。私、バカだったのね・・・。
「でもでも!あんなに早くできたんだし!」
「そうねえ」
 お兄ちゃんなんてもう

大嫌い。


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