妄想具現_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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妄想具現

15-06-14 10:24

ずっと、俺は妄想していた。あの女のデケェ乳をと、あの娘の小さな尻をと。絶えない欲望を理性で押さえ付けながらも、頭の中では彼女たちを無茶苦茶に犯しまくっていた。

そして、今日もゴミを出しに下のゴミ置き場に現れた隣の家の人妻をボロアパートの窓辺から見下ろして、センズリこいていた。
長谷絵美。
大手化粧品会社のエリート社員の妻。
年齢、35。
歳を重ねて熟成されたその色香と、持て余した様に肉付きの良い身体。
おっとりとした性格で、人当たりも良い。立派な一軒家に住みながら、ボロアパートの住人である俺さえ嫌な顔1つせず笑顔で挨拶をしてくれる優しい女性。
他のご近所は高級住宅街に佇む場違いなボロアパートの住人を嫌煙しているというのに。
ちなみに、高級住宅街にボロアパートというこの奇妙なミスマッチは頑固な管理人が、文字通り頑として業者に土地を譲らなかったからこそ出来た奇跡の産物。そのおかげで社会底辺層の俺が格安で高級住宅街に住めて、また、その高級住宅街に住む勝ち組層である上品なマダムや清楚な娘たちを、遠目ながらも誰にも邪魔されず堪能する事が出来るのだ。
ただ、それも喜んだのは最初だけだった。
何故なら、最近では目の前にあるのに手を出せないというジレンマからか、センズリをする回数が格段と増え。いまや出掛け前に一度は抜いて置かないと家を一歩出るだけで俺はこの住宅街で犯罪を犯してしまいそうな所まで来ているのだ。
「絵美さんのあのデカイおっぱいを無茶苦茶に揉んで…うぅっ…絵美さんのアソコに俺のコレをぉ…」
いつも朝の決まった時間帯に現れる絵美さん。この人で溜まりに溜まった朝一番のモノを抜くのが毎日の日課だ。
絵美さんのあられもない肢体を思い浮かべ、俺に迫り、淫らに乱れる彼女を脳内で凌辱する。そして、激しく擦る己の手淫にてテンションも最高潮になっていく。
「こんにわ~、隣の長谷ですけどぉ。大串さん、ご在宅でしょうか~?」
が、そこで意外な訪問者の声によりそれを強制停止させれる。
ビクリと飛び上がった体を立たせ、急いで俺はズボンを履き戻す。
「くそっ、なんで?まさか、窓から見てるの気付かれて…」
まだ、治まりきれない己の愚息をいきらせながら俺は恐る恐る玄関へと向かう。
「…はい、居ますけど…どうかしました?」
ガチャリと半開きにしたドア越しに、ウェーブの掛かる茶髪の美人と俺が対峙する。
「あ、いえ…下の方から大串さんが見えたので…その」

つづき「妄想具現(2)」へ


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