堕ちた天使 17_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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堕ちた天使 17

15-06-14 10:24

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「堕ちた天使 1」へ

あの日以来、久美子と真由の秘密の逢瀬は続いていた。
「なんだ、えらくめかし込んでるな。今日も出掛けるのか。
先週も出てたじゃないか」
「ええ、この間の同窓会で会った友達にお茶に誘われてるの」
久美子は鏡台の前に座り、丁寧にゆっくりと口紅を引いている。

友達と会うなどもちろん嘘であった。
多くて週に一度くらいしか会えない真由とデートするために、
お化粧に余念ないのだ。
夫の達夫は不機嫌そうな表情を浮かべたが、それ以上は聞かなかった。
そんな夫の視線を背中で感じつつも、もう頭の中は真由に会うことで一杯だった。
理屈ではいけない事をしているとわかっていても、
久美子の本能が真由を求めていた。
安っぽいホテルで繰り広げられる泥沼のような快楽と欲望は回数を重ねる毎に
久美子を虜にしていった。

「あっぁぁぁ~」
久美子の悦びとも苦痛ともわからない声がホテルの一室に響く。
真由に左右の乳首を親指と人差し指で摘まれ、
高く上に引っ張り上げられていた。
「ううっ」
乳首を千切れんばかりに引っ張られた乳房は40過ぎとは思えないほど
美しく張りのある形で天にそびえ立った。
5秒・・・10秒・・・15秒・・・と真由の指が緩まる様子はない。
その間久美子を襲っていたのは激痛だけではなかった。
それ以上に全身に響き渡る痺れるような快感が走っていた。
特に子宮に重低音のように響く快感が久美子を支配する。
自然に腰が浮き気味になり妖しくくねらせた。
真由がようやく四本の指をパッと両乳首から解放すると、
豊満な乳房が重力に押し潰され、プルルンと震えるようにハの字に垂れた。
「はああ~」
久美子は安堵と共に、腰を落とし大きな溜息をつく。
だが残された体は延長戦を待ち望むように股間が疼いていた。
(乳首を虐められてこんなに感じるなんて、この先どうなってしまうの)
Sっ気のある真由は注意深く久美子の様子を見つめながら、
ニコニコ楽しんでいるようだった。
そして久美子が望むように再び両乳首を摘んで引っ張り上げる。
「ああああ~」
今度ははっきりと歓喜の声を震わせる久美子。
真由の絶妙な力加減で、今度はほんの少し乳首を捻るように引っ張られる。
「ああん、ああああ~、はああああっ」
更なる苦痛と快楽の中でいつ解放されるのかわからぬまま、
まだ?まだなの?といった苦悶の表情を浮かべながら、真由を見上げた。
「こんなに引っ張られて痛くないの?痛いよね。それでも感じちゃうんだ。
腰がくねくねいやらしく動いてるわよ。久美子って、やっぱりマゾなんだ」
二人はこの頃にはお互い下の名で呼び合っていた。
(ああ~真由、そんな風に言わないで。わかってるくせに)
真由に抱かれてから、久美子は自分でも知らなかった性癖に目覚めてしまった。
元々Sっ気のある真由は時折、久美子を精神的にも肉体的にも虐めるように
責めることがあった。
そんな時、決まって久美子の血が異常なまでの興奮にざわめき立った。
久美子のマゾ性を見抜いた真由は、容赦無く乳首を引っ張っては解放、
また引っ張っては解放と、繰り返し3回程久美子の乳首だけで弄んだ。
久美子のアソコはもう愛液でテカテカに光っていた。
「あああああああ~、あああああああ~、もう、もう許して」
「お尻がプルプル震えてる。ああ、私も堪らなくなっちゃった。
ねえ、私のココ舐めて」
そう言って真由は久美子の顔の上に跨った。
久美子の目の前に真由の陰唇が飛び込んできた。
腰を降ろす真由に久美子の舌が割れ目に沿って這わされた。
「あ~ん、気持ちイイ、そう、そこ」
堪らず腰を振ってしまう真由。
だがその指はしっかりと忘れることなく、再び久美子の乳首を捻り上げたのだ。
「うっ、ああああ~」
久美子は思わず腰を浮かせ、ブリッジするような格好で
真由のクレバスから口を離してしまう。
「ダメよ、止めたら。もっと真剣に舐めて!」
強い口調で真由は更に指に力を加えると共に、アソコを久美子の口に押し付けた。
久美子は苦痛と快感に耐えるように
一心不乱に舌を上下に動かし、真由の期待に応えた。
「ああ~、そう、もっと速く、イイっ、久美子、気持ちイイ」
ただ単に舌を速く動かすしか余裕が無い久美子に、
真由は感じるポイントを自ら腰をずらして宛がった。
「あっ、イイっ、イクっ、イっクううう~」
しばらくすると真由が腰を震わせ絶頂を訴えた。
それに呼応するように思いっきり乳首を引っ張られた久美子も、
エクスタシーに達した少女の精を吸いつくすように腰をガクガクさせ
気をやった。
「んんっんんん~っ」

「そうだ!いい事思いついた」
「えっ、何?」
ベッドに寄り添うように横たわり、先程までの激しい情事の余韻を
静かに楽しんでいた二人だったが、真由が突然閃いたように叫んだ。
「今週、授業参観あるの知ってる?」
「ええ、扶美から聞いてるわ」
「久美子は来るの?」
「ううん、扶美が来るなって言うし。高校生にもなって授業参観って
私もいいかなって思うから、く予定はないけど」
真由の目が爛々と光っている。
「来てよ」
「えっ?」
「授業参観来てよ。私、穴場スポット知ってるの。誰にも見られない秘密の場所。
そこでHしようよ。学校でするなんてすごく刺激的じゃない?ねっ、お願い。
久美子もそんな所でやってみたいでしょ?」
真由はおねだりするように擦り寄ってきた。
期待と興奮からゴクリと唾を飲む音を聞かれないか、
心配する久美子だった。

つづき「堕ちた天使 18」へ


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