キンコン、カンコン・・・。
M県立T高校の終業のベルが鳴る。沙織は、慌ただしくスクールバッグに教科書を詰め込むと、一目散に教室から走り去って行った。
沙織は廊下も全速力で走り抜け、施錠されてない体育館のドアを音を立てないようにそっと開き、体育館の片隅にあるバスケットボール置き場に入り込んだ。
T高校のバスケットボール部は数年前に部員の暴力事件により廃部。沙織が入り込んだバスケットボール置き場は生徒からいつしか存在も忘れられ、沙織の他に立ち入る者はなくなっていた。
沙織が授業もそこそこにこのバスケットボール置き場に駆け込む目的は、ただ一つ。
一人露出プレイ。
沙織はバスケットボール置き場の扉を閉じると、制服のスカートを足元にはらりと下ろして、純白のパンティーに指をかけて一息に足元まで下ろした。
沙織は6歳の頃海水浴に出かけた時、岩陰で着替えていると、物陰から狙っていた盗撮魔に全裸を隠し撮りされた。その時、沙織は何故か、自分の裸を隠し撮りされたと言うのに、非日常的なシチュエーションに快感を覚えていた。
その頃から人の立ち入らない物陰を見つけては、一人で服を脱いで、恥ずかしいはずのシチュエーションに快感を感じ、一人悦に浸るのが習慣になってしまった。
パンティーを足元まで下ろした時、沙織以外に人のいないバスケットボール置き場の片隅で、確かに物音がした。
沙織が驚いて目を凝らすと、バスケットボール置き場の奥の壁に小さな穴が開いていた。壁の向こう側には、何者かが構えた小さなレンズが覗いていた。
沙織にとっては願ってもないシチュエーション。壁の向こうで、誰かが私のハダカを覗いている・・・。
沙織は壁の向こうのレンズに向かって両脚を一杯に開き、両の指で小陰唇まで一杯に開いた。包皮を剥きながらクリトリスを人差し指で触れてみる。一瞬、沙織の全身に電流が走ったようになった。沙織の全身がのけぞるほどの快感。
「あ・・・。いい・・・。沙織のこんないやらしい姿たくさん見て撮影して・・・。いやらしい姿たくさん公開して・・・。いやらしい姿がたくさんの男の人に視姦されると思うと・・・」
沙織は最後にはレンズが覗く穴に自分の性器を押し付けながら、果てた。
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