堕ちる・・詩織 〔2〕_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

堕ちる・・詩織 〔2〕

15-06-14 10:29

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「堕ちる・・詩織」へ

この3ヶ月の間 詩織は オナニーに明け暮れる日々を送っていた

一日に何度も 秘肉をかき分けては 快楽を貪り 発情の火照りにのめり込んでいた

夫とは ひと回り以上の年齢の開きがある

大学の教授で 考古学の研究に没頭する夫・・ 研究室にこもり帰宅時間は不定期で 発掘調査や講演などで 家を空けることもしばしばだった

それでも 穏やかで優しい夫・・ 十分以上の生活ができる収入と 教授夫人というステータスに詩織は満足していた

現在の問題はただ一つ・・・
肉欲の火照りを満たせないことだけで それを除けば結婚には満足していた

詩織の男性経験は 大学時代とOL時代のそれぞれの恋人と 今の夫の三人だけだった

当時の詩織は Sexにさほど興味を持ってはいなかった
その頃から 男性に求めるものは 社会的な地位や安定 そして十分な収入だった

また 結婚してから友人逹に子作りについて尋ねられると
『私・・淡白だから・・』
決まって 詩織はそう答えていた

というのも 自由な専業主婦の座を脅かす育児を 心底望んではいなかった

実はそれこそが Sexを遠ざけた本当の理由だったのかもしれない

幸いにも 夫もSexには淡白
安定と将来への安心がある自由な結婚生活・・・
詩織の望むすべてが そこにあったはずだった

しかし 3ヶ月前のあの日・・・

あの出来事が 詩織の中の“淫らな女”を覚醒させてしまった・・

学者肌の淡白な夫に それを求めるすべもなく 専業主婦の自由な時間にまかせて 詩織は快楽の世界にどっぷりと嵌まり込んでいった

それは・・・
GWも過ぎた初夏の夜の出来事だった

夫が不在のゆとりから 友人との会食でついつい話しがはずみ 帰りが深夜1時近くになった

“そうだ・・公園を抜けて帰ってみよう”

ふとした思いつきに アルコールの勢いも手伝い 乗っていたタクシーを公園の入り口で止めた

“フゥ~ ちょっと酔ったかな”

詩織は少しフラつく足元で 公園の中へと歩みを進める

“ハァ~ 気持ちいい やっぱり正解・・”

初夏の夜風が 火照った頬に心地よかった

大きな池を回り込み 青葉の生い茂った小道を 酔いにまかせてフラフラと歩く

やがて 詩織が公衆便所の前にさしかかった時だった

『アッ ア~ン イャ~』

女の喘ぐような悲鳴が聞こえてきた

“エッ 空耳・・”

詩織は 足を止めて身構えた

『イャ~ イャ~ン アァ~ン』

詩織の耳に はっきりと悲鳴にも似た喘ぎ声が聞こえた

耳を澄ませて 声の所在を確認する

『アン アン ア~ン・・』

“トイレの裏側だわ・・・”

公衆便所のわずかな灯りの向こう側に 視線を送る

“どっ ど~うしよ~”

携帯を 握りしめる

“でも・・でも・・万が一・・だったら”

詩織は意を決して 恐る恐る足音を殺し そ~っと植え込みの柵を乗り越えた
公衆便所の裏手が しっかりと見える場所に回り込む・・・

“アッ・・エッ・・ウソッ・・・”

赤面した詩織の視線が 釘付けになった

『イィ~ キモチイィ~ ア~ン・カンジル~』

“ヤダッ・・素っ裸で・・シテル・・こんなところで・・”

『ハァ・・ハァ・・ハァ・・』

“あんなにお尻を突き出して・・”

壁に両手をついた全裸の女が 服を着たままの男に後ろから突き上げられていた

“・・初めて・・・人がシテるの・見たわ・凄い・・”

詩織は 目の前で繰り広げられる他人の性行為に 息を飲んだ

“グチャ・グチャ・・ヌチャ・ヌチャ・・・って・・音が・・”

『アン・・アァ~・・イイ・・イイ~イ・・』

女は 首を振りながらよだれを垂らしている

“ヌチャ・ヌチャって・・聞こえる・・気持ちいいのね・・きっと・”
ペニスが出入りする音が 詩織の耳に響く

“スッ・凄い・・見える~・・興奮する・・イヤラシイ音”

詩織は 腰を屈めて食い入るように見つめる

“首輪?・・・鎖・・”

『キモチイィです・・ご主人様・・アァ~』

“ア~ン・見たいわ・・もっと近くで・・イヤラシイ~”

詩織は 我を忘れて近づいていく

“あっ・・み・みえる・・・入ってる・・”

“あっ・・イヤラシイ・・動いて・・ア~ン”

詩織の吐息が『ハァハァ・・』と荒くなり 生唾を何度も何度も飲み込む

『ご主人様・・お願い・・・シャブリたい・・・ワタシの汁のついた・・』

男がペニスを引き抜く

“えっ・・・ナニ・・長い・大きい・・光って・・アン・・スゴイ・・”

詩織の中の女が 男性器に魅せられてウットリとした

黒々とした亀頭は 愛液で光りエラが張り出している

“ウソっ・・長い・・すりこぎみたい・・なんだかステキ・・”

その時 公衆便所のツンとした臭いが 夜風に乗って詩織の鼻腔に吸い込まれた
それが 目の前の太く長いペニスの臭いに感じられて 詩織は頭がクラクラとした

“ヤダ・・私・・変態みたい・・羨ましくって・・・でも・・イイニオイ・”

詩織のちょうど正面に 女が股を開きしゃがみこんだ
丸出しだの女性器から 糸を引く汁が滴るのが見える
膣口は ペニスで押し拡げられ パックリと穴が空いている

詩織が ゴクリと喉を鳴らす

“羨ましい・・あんなに膣が開いて・きっと・・気持ちいいんだわ・・ヤダ・・私”

『ご主人様・・失礼いたします』

女は ズボンと下着を下ろすと 股間に唇を寄せた

『オイシ~イ・アン・・オイシイの・・・』

二つの睾丸の入った袋のシルエットが 詩織の目に写る

“アン・・・どうしよ・・どうしよ・・私”

酔いも手伝い頑なな理性が吹き飛び 詩織の興奮はとうとう弾けた

“ヤダ・タマラナイ・・イヤラシイ・・あのカタチ・・”

詩織は 胸をまさぐりながら スカートを捲り股間に指を這わせ始めた

“ヤダ・・私・・こんなこと・・なんで・・自分で・・恥ずかしい・・”

躰が勝手に反応し始める・・
詩織は 自慰行為に後ろめたさを持ち オナニーはしたことがなかった

なのに 勝手に指先が動きだした
そして 不思議なことに 罪悪感などまったく起きなかった

“アン・・どうやったら・・いいの・・あっ・指が・・勝手に・・アン・・どうしよ・・”

牝の本能が ぎこちない指使いで陰部をまさぐり 淫らな女が開花していく

“アン・ヤダ・・ア~ン・ダメ・・指が・・・止まらな~い・・ンァ~ン”

詩織は 抑制の利かない自分に戸惑いながらも 快楽に没頭し始めていく

チュバ・ジュバ・ジュッ・ジュル・・・

女のフェラチオの音に合わせて 詩織が唇を開き舌を動かす

“アン・・ヤダ・・ワタシ”

突然 ヴィ~ンという機械音が 詩織の興奮を煽る

“エッ・・初めて・・ヤダ・・ナニ・・アレ”

『ありがとうございます・ご主人様・・』

女が バイブを受け取りゆっくりと挿入を始める

“ヤダ・アン・・拡がって・・入っていく・・イ~ヤン・・”

女は 男性器をくわえて 激しくしゃぶっている
乳輪の大きな豊満な乳房が 弾むように揺れている

“私・・アレ・・イレタイ・・”

詩織は 欲望の虜となっていく

女は ペニスから口を放すと 男の股間に白い指をゆっくりと滑らせ 睾丸を揉み始めた

『ウ~ン・・ご主人様のキンタマ・・ステキ・・』

女は よだれで口の回りを濡らしながら 臭いを嗅ぐ
クンクンと犬のような仕草で 陰嚢に形のいい鼻先を這わせていく

“クンクン・・ニオイ・・どんなニオイなの・・ハァハァ・・イヤラシイ・・詩織も嗅ぎたい・・”

『バイブ・串刺しマンコ・・イイ~イ・・ワタシ・・変態奴隷です~・・このチンポの奴隷・・・ウ~ン・・ハァハァハァ・・キモチイイ・・』

女は 甘えるように卑猥な言葉を吐き続ける

『ご主人様~ぁ・・チンポ・・キモチイイですか?・・もっと~・・アン・・オマンコ・・された・・いぃ~です』

『ご主人様の・・チンポ汁・・マンコの中で・・ハァハァ・・欲し~ぃ』

女が興奮して コンクリートに座り大股を開いて
『ご主人様~・・バイブマンコ・・グチャグチャ・・アンアン・・見てクダサイ・・ハァハァ・・変態奴隷・・スケベ・・マンコ・・アッアッ・・アゥッ・・見て~』

バイブで激しく掻き回された猥褻な形の性器から 白濁した愛液が溢れ出し尻の穴を伝い流れ落ちていた

『ご主人様~・・・オトコの・・チンポのニオイ・・嗅ぎたい~・ハァハァハァ・・男便所の中で・・ア~ン・・便器の前で~・・・シタイ・シタイ・オマンコ・・アンア~ン・・お願い・・ご主人様~』

女は 狂ったように哀願している

男は ズボンを履き直しバイブを抜く
犬のように四つん這いで鎖にひかれ 全裸のままの女は腰を振りながら 男便所へと向かった

詩織は木陰で とうとう下着の脇を拡げ ふさふさの陰毛を掻き分け 二本の指を膣に挿入して掻き回しながら愛液を垂れ流していた

“ハァン・・イヤラシイ言葉・・タマラナイ~・・興奮しちゃう~・・・羨まし~いわ・・・・羨まし~い”

ビクッとする快感が背筋を駆け上がり 詩織の牝が揺れた

『ハァハァハァ・・アン・アン・アン・ア~ン・イクッ・イクッ・イク~ッ』

詩織が 我慢できず大きな声で果てると同時に 男と女が振り返った

男のズボンからはみ出したエラの張った亀頭が 詩織の虚ろな目を刺激する

『ステキ・・・アン』

はっきりと声に出した詩織に 思わぬ言葉が浴びせられた

女は 蔑む視線でニヤリと笑った
詩織が 硬直する

『ご主人様・・野良犬・・ですね・・恥知らずの牝犬・』

ニヤリと頷く男に 女は嬉々として尻を振る

『野良犬さん・・私は飼い犬よ・・こうやってオマンコもアナルも・・ご主人様に・・いつも見せて・・使って頂くの・・可哀想ね・・野良犬は・・恥知らずな覗きで・・マンズリ・』

詩織の顔が 屈辱感で真っ赤に染まっていく

女は 鼻先で笑う

『ご主人様・・男便所で・・オマンコに中だしお願いします』

そして

『シッシッ・・野良犬・・ホッホッホッ・・ホ~ホッホッホッホ~』

弄ぶような高笑いをしながら 四つん這いで尻を振り 公衆便所の中へと消えていった

残された詩織は 恥辱に揺れて屈辱感にまみれながらも 経験のない興奮が湧きあがってくるのを感じていた

詩織は 力を込めて躰の硬直を振りほどくと フラフラと立ち上がり 朦朧とした足取りでヨロヨロと その場から立ち去っていった

何処をどう歩いたのか 詩織の焦点を失った瞳に 自宅の門が揺れて写る
バッグからようやくの思いで鍵を取り出し 誰もいない家のドアを開けた
そして 這うようにリビングに辿り着くと 薄暗い床に崩れ落ちる

ソファーの向こう側の熱帯魚の水槽の照明が 瞬いている

その光りに 視線を奪われクラクラと軽い目眩が襲う

それから 詩織の意識は急激に遠退き 深い眠りに落ちていった

つづき「堕ちる・・詩織 〔3〕」へ


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索