招かれざる訪問者 〜その後_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

招かれざる訪問者 〜その後

15-06-14 10:30

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「招かれざる訪問者」へ

一人寝の寝室で犯された妻。昼間の訪問が周到な下見だったと気付いたのは、その後のことだった。

妻があの男に暴行された事実が発覚するまでに、少なくとも三度、妻はあの男に抱かれていた。

最初は不意をつかれて、無理やりに犯された。
2度目は白昼、やはり私の留守に堂々とやってきている。妻が私への背徳心にさいなまれていた頃だ。
しかし、夫婦の寝室で撮られた〝あの時の〟あられもない写真をちらつかされて、どうしようもなかったと妻は言った。
きっと事実であろうと思ったが、ある疑念と嫉妬心は拭い去れなかった。

:回想
妻以外の者(私を含めて)が出払ったのを確かめて、あの男がやって来る。
夫以外の男との性交渉が生々しく脳裏から離れない、犯されてたった2日後のことである。
作り笑顔で、私たちを送り出した妻。その直後に、正面から悪びれもせずに男が入ってきた。

「帰ってください。警察を呼びますよ」
毅然とした態度で応対する妻に、男は口を歪めてくくくっと笑った。
ケロイドの痕が引き攣れて、気味の悪さを際立たせている。男は持っていた封筒から無造作に写真を取り出し、ばらまいた。
あの晩、男に蹂躙された時のスナップ写真だ。涙でくしゃくしゃになった表情のアップ、おぞましいペニスを咥えている様子、
全裸に剥かれて横たわる姿、背後から貫かれた時の白い尻、恍惚の表情、男が撮ったいやらしい写真が十数枚、床に散らばった。
被写体になった妻本人にすれば、目を覆いたくなるショットばかりである。

あわてて拾い集める妻に、男は冷酷に語った。
「今はそんな写真、あっという間にバラまけるんやで。インターネットっちゅうやつや」
どこまで男が理解して言っているかは疑問だが、たしかにアダルトサイトに一般の女性の裸が氾濫していることは妻も知っていた。
いったんアップロードされた写真は、あっと言う間に拡がる。身元が判明すれば、知人や親類にも知れるだろう。

陰湿な脅しに肩を落とす妻に「そういうことやな…」とつぶやき、男が妻の肩を抱き寄せる。
汗臭い男の体臭が鼻をつく。
男が白いブラウスの前を開くと、溢れんばかりの熟した乳房が現れる。
控えめの刺繍が施されたブラジャーのカップを片方ずり下げる。ほのか人妻の肌の香りがした。
男が量感のある乳房を持ち上げるようにして、顔を埋める。

「ひっ ぃゃ … 誰か帰ってくる」男に思いとどまらせようと、とっさに妻は言った。

「だぁれも来やせん」自信ありげな態度に、男の周到さがうかがえる。
男の口が離れた時に現れた妻の乳首は、唾液にまみれてすっかり硬くなっていた。
はだけたブラウスの肩口に男が吸いつく。あまりの吸引力に軽い痛みが走る。

「乱暴にしないでください」哀願する妻。
しかし、妻の白い肌に容赦なく、キスマークがつけられた。乳房や腹にも無数の痕が残る。

「嫌やいうても、体はそうは言うてへんで」男のしわがれた声がそう言った。
妻の股間に挿し入れられた男の指には、白濁した粘り気のある愛液がまとわりついている。
二日前、何度も逝かされて、射精まで受け止めた体である。女の盛りには、到底こらえようもない。

蛇に生殺しされる小動物のように、巧みな愛撫に抗えず妻の理性は薄れていった。

「おま○こ 気持ち好いです」「ち○ぽ、入れて下さい」男に促されて妻は幾度となく叫んだ。
男女の局部の名称を妻が言葉に出して言うことは想像できないが、男に続いて復唱させられていた。
はしたない言葉を自ら口にし、売女(ばいた)、牝(メス)と罵られ蔑まれることで快感が一気に弾けた。

男のペニスをしゃぶりながら、自分の指で器用にクリトリスを擦る。
仰向けの男の上にまたがり、自らペニスを招き入れ腰を前後にグラインドする。
男は勝ち誇ったように、たゆん たゆんと揺れる乳房を下から掴み、乳首を捻りあげる。

「ああ、いいです、、こんなの、、、はじめて、、、ダンナより すごい、、いいです」
どんな感想であろうと、要望であろうと全て丁寧語もしくは敬語を使えと強要されていた。

「中に出して下さい!中に下さい!! いや、いや、、いきそう、、いく、いく、逝っちゃう!!!」
あまりに叫び続けたのか、掠れ気味の声。しかし、はっきりと男に告げた。
妻の意思とは無関係に、全身の筋肉があちこちで痙攣する。

ややあって男も妻の膣内で果てた。
荒々しい息遣いをしながら、男が妻から身を離すと同時に大量の精子が流れ出た。

つづき「招かれざる訪問者 〜了」へ


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索