奥原という男(大原さんの章)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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奥原という男(大原さんの章)

15-06-14 10:30

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「奥原という男(磨美の章)」へ

大原さんとその取り巻き3名は、いつも
廊下で駄弁を弄している。
20代後半であろう女子の談話だ。

大原さんと取り巻き3名、
すなわち合計4人は結局のところ、
奥原の魅力に夢中になっていく。
これは信じがたいが、事実であるから困る。

4人組のうち一番初めに奥原の魅力に
気づいたのは大原さんであった。
いわばエレガントな服装を心がける
「おしゃまさん」であった。
大原さんに少し嫉妬心を抱く智恵(取り巻き3人の
うちの1人)がそう小ばかにしていたことがあった。

手入れの行き届いた大原さんの直毛の髪は、
裕福な家庭を演出しているのか、実際にそうなのか。
顔立ち、服装、髪型はこぎれいなのだが、
なぜか性欲を沸き立たせない、
不思議なタイプの女性であった。
かわいい顔をしているはず、なのに
なぜか性的魅力がない、ファックしたいと
思わせない、不思議な女であった。
しゃべり方は上品だが、少し自分の実力に
嵩を着せて見栄を張る感じがあり、
おそらくそういう点が彼女の魅力を
台無しにしているのだろう。

当然、毎日スカートであるが、1回だけ、
ズボンをはいてきた。
そのときの尻は、小ぶりな桃尻であった。
私はその尻から、大原さんが
欲求不満の20代後半で、
すべての彼女のエレガンスは、
男にファックされたい、むしろ、
強引にアヌスをレイプされたいという
願望の持ち主であることを見抜いた。

奥原が談話室に顔を出すようになった
初期において、すでに大原さんは
奥原の存在に気づき、取り巻きの女性たちに
話していたのが分かった。

大原さんは当研究所では、
私の所属するプロジェクトAとBには
関わっていなかった。
(他の取り巻き3名はプロジェクトAとBに
関わっているが。)
大原さんはプロジェクトEに関わっており、
研究熱心であった。
それゆえ、彼女は奥原が談話室にいると
自分の研究が妨げられると思ったのは
自然なことで、かつ彼女の影響されやすい
正確を示していた。

先回りして言うと、大原さんは、7月ごろには
もう奥原に夢中になり、
暑さと恋情で眼の焦点が合っていない状態で
あった。

しかし1月ごろの大原さんは、
自分の性格(妄想癖)をある程度
分かっていたのだろう。
奥原を避けた。
大原さんは3つある談話室(1号から3号まで)
のうち、当初は1号室をもっぱら利用していたが、
奥原が顔を出してから、2号室に移ってしまった。

あるときハプニングが起きた。

奥原は、後日紹介する智恵が廊下で大原さんと
話していたのを盗み聞いたところ、
智恵の評価によると、
奥原は「コナン少年」に似ており、
「少し眼がくりっとしている」そうだ。
私には、奥原は30を超えている眼鏡の冴えない男
にしか見えないのだが。

そう見える輩は、男性所員のなかにもいた。
ひげを生やした20代後半らしき毛深い男だが、
私は彼の名前を知らない。
この男がこのコナン君を気に入っている
ようなのだ。奥原を探り、他の仲間の
所員に奥原の観察結果について
報告していたが、彼の仲間たちは、
この毛深い20代後半がゲイであることを
認識しているようで、困った顔をして
彼の夢中の観察結果報告を聞いていた。

そして50歳近いなぞめいた男でいつも
独り言をいう所員がいた。
プロジェクトBの執務室に出入りしている、
明らかに同性愛者である。
奇行が目立つ男だが、必ず入室時、退室時に
奥原に熱い視線を送っている。
この男はあまりにもじっと奥原を見るので、
この男は自分が奥原だと思い込んでしまう
のではないかと思うほどである。
奥原もそれに気づき、気持ち悪がっているのが
気持ちいい。

このように2名の同性愛者から奥原は
熱烈な観察と熱いまなざしを受けていた。
ただし、私の奥原観察は性的な関心から
ではない。いたって自然なものであると
自負している。そして、冒頭でも述べたが、
私はゲイではない点、再度釈明しておく。

さてこれらゲイの2名が奥原を追い、
1号談話室でも奥原に熱烈な視線を
送っている。

余談だが、挙句の果て、若い方のゲイの
男は奥原の帰宅を尾行したため、
私は観察の邪魔をされると困るため、
奥原がこれに気づくよう仕向けたところ、
奥原はある時期からバイクで通勤するように
なった。

ハプニングと言うのは、これではなく、
奥原が彼らの談話室での視線を避けるため、
2号室に出入りするようになったことだ。
2号室には大原さんがおり、これが大原さんの
妄想癖を加速させてしまったのだ。
しかも私は油断して1号室で奥原が来るのを
待っていたが来ないため、2号室をのぞいたところ、
大原さんが奥原に視線を送っていたのを発見した。

翌日はやはり奥原は2号室に席を取り、
大原さんは奥原の前の席を取り、
かばんを椅子に置き、前かがみになり、
お尻が奥原の顔に近づくほどであった。
大原さんはさりげなかったが、
かなり長い時間奥原の顔の前に尻を出していた。

尻好きである(と私は見極めた)奥原も
そわそわしていた。

大原さんはそのように奥原の悩殺にかかった。
だが、さらに上記のハプニングが継続していた。
また2名のゲイが奥原を追って2号室まで
来ていた。
奥原はあきらめて居心地のいい1号室に戻った。

そうすると奥原を追って2名のゲイのみならず、
大原さんも1号室に出入りするようになった。
再び奥原の前の席に座り、奥原の顔に
尻を突き出すのであった。
その日の大原さんは、黄緑色のカーディガンに
黒のパンツスーツであった。
大原さんは以前私が観察したよりも、
案外と腰周りが太く、でかい尻をしていた。

大原さんは、談話室のみならず、
コピー室でコピーする奥原の後ろに立ち、
彼を眺め、エレベータで偶然を装い、奥原と
二人きりになって乗り、奥原に話しかけさせ
ようと、じっと奥原を見つめてみた。

オタクで弱虫の奥原は、おずおずと笑顔を
返して目礼した後、視線をそらした。

私は談話室では大原さんの後ろの席に座り、
あるリモコンのスイッチをオンにする、
という遊びをする。
大原さんは、少し、「あっ」と息を漏らし、
少しうずくまり、静かに腰を揺らす。
大原さんは周囲に気づかれないよう、
私のほうをゆっくり振り返り、
切ない目で私を見つめ、またゆっくりと
前に向き、うつむく。少し息が荒くなっている。

夜8時ごろ、ほとんど研究所から人がいなくなり、
私は誰もいない6階の執務室に入る。
大原さんが隅に立っている。
今朝大原さんの尻の穴に入れたピンクロータを
取り出そうと尻のほうに手をやるが、
それより早く彼女は、私の顔を両手でつかみ
口に吸い付いてきた。私の首筋の髪をつかみ、
舌を私の口に強引に入れ、舌を口の中で
ぬるぬると回す。
大原さんの荒い鼻息が私の顔にかかる。
彼女はきつく私の顔を自分の顔に寄せ、
私の後ろ髪を強く鷲づかみするが、
彼女はもう理性でどうにもできないのだろう。
電流で硬直した肉といったところだ。
私は彼女の柔らかい尻を強くもみ、さする。
手で彼女の尻をさすっていると、
尻の割れ目からピンクロータのコードが出ていて、
腰の辺りまでつながっていることが
触感で伝わってきた。

私は彼女のスカートをまくりあげた。
彼女は、声を押し殺しながらも、
「ああん、あん」と声を漏らしながら、
私の指示がなくとも、片足を机の上に乗せ、
尻を突き出した。
膣の愛液でびしょびしょに濡れた大原さんの
パンティをずらし、尻を押し広げ、
肛門に入り込んでいるコードを指でひっぱった。

ぬるっと出てきたピンクロータは、暗闇の中
どうなっているか見えなかったが、
少し肛門の湿った臭いがした。

私はピンクロータが外れた大原さんの
肛門に、そのままペニスを入れようとした。
幸運なことにペニスは大原さんの肛門に
受け入れられ、ずぶずぶと入っていった。
大原さんは、
「ああ、いやらしい、こんなの、いいの」と
ささやきながら、呼吸困難のように息が
荒くなっている。

いつもは、「おしゃまさん」の皮を
かぶっていながら、ピンクロータを
肛門に入れながら淫乱に
腰をくねらせている事実、
そして、昼間は人が出入りしている
執務室で尻の穴を犯されている事実、
それに興奮して腰を振っている事実を
すべて克明に、耳元にささやきながら、
乳首を指で強くつねり、耳を噛み、
ペニスを何度も根元まで、
大原さんの直腸に突っ込んだ。
大原さんは、やがて手で口を
押さえながら、激しく痙攣し、
机の上に突っ伏した。


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