奥原という男(磨美の章)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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奥原という男(磨美の章)

15-06-14 10:30

奥原は私が知る限り、謎に満ちた男であった。
素性はわからない。
同じ研究所員でありながら、私はつい
最近まで奥原が存在していることに
気が付かなかった。
突然発生したような、そこに突然
花が開いたような、そんな感じであった。

私の知人たちにも、それとなく
探りを入れてみたが、私の周囲の
者は誰一人、彼のことをよく
知らないようだった。

奥原がいつからここに所属しており、
どこに住んでおり、これまで
何をやっていたのか、誰も知らなかった。

先に釈明しておくが、私はゲイではない。
むしろそれに嫌悪を感じるほどに、
異性愛者である。
しかし、私は奥原に不思議なほど興味を
抱いていた。かつて、これほどまでに
他人でしかも同性の人間に、興味を持つ
ことなどなかったのだが。
しかし気になってしかたがなかった私は、
奥原を観察し続けた。

半年ほどの観察でわかってきたことが
あった。
驚くことに、私以外にも多くの
所員たちが、奥原に対して、
なみなみならぬ好奇心を
抱いているということだ。

特に、男性所員の中には、
完全に無関係でありながら、
奥原に対し、異常な憎しみと嫉妬心を
抱く者までいた。
だがこの事例は一人であり、
その他は、羨望のまなざしであったように
思える。

そして女性所員たちは、私以上に
奥原を執拗に観察していた。

奥原を執拗に観察している
人物の一部について、
私は語っておくことにしたい。

今回は、一人の女性を取り上げる
こととする。

磨美
磨美

磨美は1月ごろから奥原を気に入りだしたようで、
しきりに奥原の近くに座ってきているのが分かった。
主に奥原の斜め前あるいは斜め後ろである。
プリントを後ろに回すとき、席を立つときなどに
奥原の顔をじっと見つめる。
あまりにもじっと見つめるので、奥原は照れる
というよりは、少し不安な表情を浮かべていた。

彼女は童顔である。
はれぼったい目蓋であるが、
日本的で上品な顔立ちである。
少し毛穴が目立つが、色白であり、
容姿に自信をもったロマンティスト
であろうことが、身振り等から推測される。
磨美の声は、私なりの表現でいえば、
かわいらしさと年かさの混在とでも
いおうか、推定28歳と思われる。
機能美を感じさせるカラフルなマフラーと
ジーパンに茶系のブーツという彼女の
コーディネーションは、
清潔なドイツの少女を思わせる。

通常の執務屋でも、談話屋でも、
彼女は奥原の近くに座る。
談話室は1号室から3号室までの3つあり、
奥原はもっぱら1号室を使用していた。
磨美は以前、もっぱら2号室にいた。
頻繁に奥原を眺めるようになってから、
彼女は1号室に来るようになった。

磨美は、時折、気づかれないように、
あえて奥原の遠くに座るが、再び、翌日には
奥原の真後ろに座る。
ある日は大胆に奥原の前の席に座り、
綺麗な(おそらく自慢の)長く黒い後髪を
しばり、肩越しに前にたらす。
そうすると彼女の白いうなじ(彼女は
肌が白いほうだ。)が見える。

その日は大胆に背中が見える服を着ており、
私は奥原の肩越しから、磨美の背中とうなじを
よく観察できた。
やはり、少し毛穴が大目の肌質ではあるが、
きれいだ。

また、ある時期から、磨美は、奥原と
ほぼ同じ眼鏡を着用するようになった。
(コンタクトのときと眼鏡のときが半々である。)
奥原の眼鏡のフレームは、青のメタリックであるが、
彼女は赤のメタリックのフレームの眼鏡を
着けてくるようになったのだ。

そのとき私は、奥原と磨美はできているのかと
驚いたものだったが、これまでの観察と、
それ以後の観察から、二人は一言も
言葉を交わしていないため、安堵したものだった。

彼女は努力家である。
奥原に、さまざまな形で、気があるという
メッセージを伝えている。
あるとき、がらんとした食堂で、奥原が
一人でパンを食べていた。
(私はいつものように彼の後ろで彼を観察し続けていた。)
そこに磨美が入ってきて、奥原のすぐ隣に座った。
磨美はうつむいて何も話さない。
奥原は少し平穏を乱されたようになり、
落ち着きがなくなっていた。
そして彼はやっと、低い声で、彼女に
話し掛けた。
結果として、奥原はぎこちなく、
話しが弾まなかったのを
私は後ろから、笑いをこらえて見ていた。
そして、「あの馬鹿、
慎重に話しかけてやがる」と独り感想を述べた。

磨美の尻は絶品である。
この界隈で、最高の尻と断言できる。
多くの尻を見てきたが、彼女が
ジーパンを履いている日は、
正常でいられなくなるほどだ。
しかも、わざとかと思うほどに、
(もし我々男子に見せるためにわざと
やっているならば、相当の淫乱であるが)
椅子に座っているときに、尻を後ろに突き出している。
それほどにでかい尻である、ともいえる。

ただし、でかすぎる品のない尻、
というわけではない。

絶妙に、ほどよい大きさ、である。
彼女の尻は。
何度想像で犯したかわからないほどである。

私は彼女の変態ぶりを大いに楽しむため、
いくつかの道具を使っている。

私は磨美に、自分で服をすべて脱ぐように
命じる。
そして分娩台の上に座り、
両足を、大股開きになるように、
脚用の台座に乗せさせる。
そこまでは彼女自身に行わせる。
まさに出産をする体勢になったわけである。
私は、
大胆に股を開いた状態の磨美の両足を台座に縛り、
口はプラスティックボールを咥えさせて固定する。
両手は手錠で頭上の辺で固定しておく。

磨美の乳首は硬くたっている。
おわん型の白い乳房は、白く艶がある。
(やはり、少し毛穴が目立つ肌質ではある。)
乳首を優しくもてあそぶと、彼女は私を
じっと見つめながら、息が少し荒くなっている。
上体をゆっくりくねらせる。
その後、恥丘における、
割れ目が始まるあたりを指で探る。
割れ目の始まりからクリトリスまで
そっと指でさする、等々。
しばらくもてあそんだ後、
私は磨美の肛門を舌で舐める。
唾液を十分につけ、さらに指に唾液をつけ、
指を磨美の肛門に挿入し、ほぐした。
指を入れると、彼女は(いつものことだが)
最初は、嫌がるそぶりをする。
「あん、いや、恥ずかしい」などと
言っている。
だが、膣はいつの間にか濡れてきて
膣の液が肛門上にたれて来る。
この湿りを指ですくい取り、
私はさらに2本の指、最終的には
3本の指を磨美の肛門に挿入する。
よくほぐれたことが分かると、
私はバイブレータを磨美の尻の穴に挿入する。

磨美の肛門は、白くてきれいである。
色素も沈着しておらず、少し赤みを帯び、
藤壺のように出ている。

バイブレータを少しずつ入れていくと、
彼女は興奮して激しく腰をくねらせる。
3本の指とは何が違うのだろうか。
やはり、卑猥さが異なるのだろう。
そして、それを彼女ははっきり分かっている
のである。
磨美の膣を、私は親指と中指で押し開く。
すると、ピンク色につや光りした磨美の
膣の穴からは透明な粘液が、
とめどなくあふれ出てきている。

普段、磨美は部屋では、おずおずと
上目遣いで奥原を盗み見て、
清楚な振りをしている乙女だが、
今は、プラスティックボールを咥えた口からは
いやらしい唾液を垂れ流し、
童顔のぱっちりした大きな眼は、
みだらに酔いしれたようである。

磨美は気持ちよさそうにあえぎ声を上げ、
肛門にバイブを挿入されている。
私は我慢しきれなくなり、
分娩台で両足を縛られて広げられた
磨美の膣に、ペニスを挿入する。
愛液があふれ出ているため、すべるように
ペニスは入る。膣の中は熱い。

磨美は激しく悦楽の声を上げ、腰を
上下に振る。私は激しく前後に腰を
突き動かす。
膣の壁のざらつきは新鮮で、
頭の中が真っ白になるほどの気持ちよさだ。

磨美のかわいい口を固定していた
プラスティックボールをはずした。
ボールに唾液の糸がねっとりと引いた。
そのときの大きく開けた磨美の口元の
いやらしさは、たまらなかった。
彼女の告解(confession)を聞くこととする。
これまで
この、脳の性能の良い、若い乙女が、
私を神のように憧れている眼差しをして、
後を付き、眺め回してきたわけだから、
今日、磨美の望みを私はかなえてやった。

磨美は、あえぐ。
「嬉しい、あん、幸せ、
犯されてる、あん、あそこを犯されてる」

あそことはどこなのだ、具体的に
言ってみるよう、私は命令した。

「おまんこです。」
磨美は、知性高く、そしていやらしい
乙女であるから、卑猥な用語も
学習済みであるようだ。

そして磨美の肛門に刺さったままに
なっていたバイブレータを抜き取り、
私は、磨美の尻をさらに前へ
突き出させて、
磨美の肛門にペニスを挿入した。

磨美の肛門は、ペニスに吸い付くように
締まった。
磨美の直腸は温かかった。

磨美は、これまでとはまったく
違った淫乱な声色であえぎだした。
肛門に入れられていることの
いやらしさに、激しく興奮しているのだ。
あまりの変化に私は一瞬驚愕したほどである。

あのジーパンの見事な尻のラインの
中に隠れていた、
いやらしい磨美の尻の穴を、
今こうして陵辱していると思うと、
私は激しく興奮し、前後に突き動かした。
私のペニスは、磨美の膣の淫液と腸液が
混じり合って付着し、その臭いがしてくる。
磨美の肛門のいやらしい臭いなのだ。

私はさらに興奮し、磨美の肛門の中で
大量に射精をした。
その瞬間、磨美は高い叫び声をあげ、
何度か痙攣した。

しばらく私と磨美は、ペニスが
肛門に挿入された状態で、痙攣を続けていたが、
私はペニスを外した。
私のペニスには、磨美のうんちカスが
少しこびりついていた。

つづき「奥原という男(嘉苗の章)」へ


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