水中更生術9-2_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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水中更生術9-2

15-06-14 10:31

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「水中更生術」へ

その人は私に言ってくる「最近…急速に…気持ちが落ち込んでいない?」
その人は出向先の上司の人で‥その体形は脂ぎったお腹を抱えて‥頭は毛ひとつも無い
私的には‥ツルっとした光沢のある頭と‥形の良さが‥絶妙に良くて‥好感を覚えていた

「ボクが通っているフィットネスクラブの‥誰でも無料券をあげるよ」と上司の人が言うので‥
私はつい‥上司のお腹をガッツリと視てしまう‥上司は‥脂が詰まったお腹を摩りながら
「そうなんだよ…ダイエットしろって医者から言われていて…気にしないで行っておいでよ」
気が落ち込んでいる私は‥ゆっくりと‥上司が手渡そうとしてる無力券を受取る
水泳が得意の私は‥木曜日の夜‥上司のお勧めのフィットネスクラブに行ってみる
競泳水着に着替え‥プールサイドで準備体操をしていると‥プールの中程に光りを見つける
その光り輝くボールは‥ゆっくりと‥向こう側のプールサイドへと移動していく‥何…あれ?
向こう側に辿り着いた光り輝くボールは‥いきなり水の中に没してしまう‥光り輝くボールは‥
水の中で天井からの照明に照らされ‥乱反射を強めながら‥移動を始めて‥私の居る‥
プールサイドに辿り着き‥浮き上がってくる‥その光り輝くボールには顔があり‥仰天する私
「課長!」と叫ぶ私に「やぁ!‥来てくれたんだね!」薄々判っていたけど‥ココまでとは!
プッと噴き出して‥笑ってしまう私に‥課長は自慢?の頭を撫でながら‥笑う私に笑顔で言う
「この頭は水中での抵抗が低い‥流線形をしていて実に滑らかに泳げるし‥さらに言うと‥
前方が気持ち明るくて‥潜水もし易いんだよ!君もこの際‥ツルっとしてみたら?」
笑いを堪えながら言う私「課長!ツルっとするのは遠慮しておきます‥それに‥前方だけが
明るくなっているのではなく‥360度明るくなっています!」とさらに笑ってしまう私
そんな課長っと暫らく‥泳ぐ廻る私に課長が「潜水対決をしよう!」っと言って来る
潜水対決?一息でどの位まで泳げるか?競うゲーム‥泳ぎが達者な私は負ける気がしない
軽く受けあい‥課長と対決‥25mを超え‥35mまで‥体自体が浮き袋の様な課長は健闘!
そして私‥40mで浮き上がる‥未だ未だ余裕の私に‥課長は再挑戦をしてくる
今度の課長は42m!鼻息の荒くなる課長に‥45mを披露する私‥さらに再々挑戦の課長!
今度は50m!さらに鼻息の荒くなる課長に‥55mを披露する私‥再々々挑戦の課長!
65m!鼻息所か‥口で大きく深呼吸する課長!‥ゴメンね課長…75mでトドメを刺す私
「スゴイね!君は‥未だ行けそうな気がするが‥どの位まで行けるんだね?やって見てくれ
巧い人は‥もっとプールの底スレスレで泳いでいるのを観た事がある‥」課長に唆され‥
気を良くする私は100mを宣言して潜水していく‥プールの底スレスレで泳いで行く
75mを過ぎ‥プールの中央にある格子状の排水溝の蓋スレスレを泳ぎ通過した時‥
何かに引っ掛かり‥私の身体が急激にストップが掛かる‥胸辺りの水着の隙間に針金?

ヤダぁ‥なんでこんな所に針金が突き出てるの?‥危ないじゃない!よく見ると‥針金は‥
私の泳ぐ方向に向かい合わせの様に90度に曲げられている‥隙間から入った針金は‥
水着の中から外に向って水着に穴を開けて突き出ている‥それをプールの底で外す私
まるで‥釣り針に引っ掛かった魚の様に‥身体をクネらせながら‥針金を外す様を観る男!
課長?まさか課長の仕業?水面越しに見える課長の顔が笑っている様に見える……。
もがく私にさらなる悲運が‥息が苦しくなってくる‥課長はなかなか助けに来てくれない!
やっぱり‥課長の仕業?‥息を吐き出しながら針金を外す私…苦しい!息が苦しい!
寸前の所で‥課長が潜って来て‥私の水着を引き裂く様に針金を外してくれる
引き裂かれた水着は‥私の胸を露にする程に破れている‥それにあれだけ水着を‥
拡げていたから‥絶対に乳首まで観られている‥でも課長はそのまま水面に顔出すと‥
近くに居るクラブの従業員を呼び付け‥針金を取る様に言いつけてから‥私に言う
「あそこの椅子に私のビニール袋がある‥その中に新品で買った娘の水着がある‥
それに着替えた方がいいよ‥たぶん同じ体形だから‥似合うと想うよ」と課長は言う
私は課長にお礼を言ってから言われた通りに着替えにいく‥ビニール袋から出た水着は‥
脇腹部分に‥白の縦二本線が縫われた紺のスクール水着だった‥ェッ~~コレ着るの?
でもこのまま帰るには気が引ける私は‥渋々とスクール水着に着替える‥ちょっとキツイ!
私の体形がクッキリ出るピッチっとしたスケール水着で‥課長の前でお披露目する
「よく似合っているよ!」その満足気の表情は120点と言いたそうな表情‥そして課長は‥
「さあ仕切り直しだ!‥100m再挑戦だよ‥そうそう今度は潜ったら‥けのびバタ足では無く
平泳ぎでどんどん進んでくれ!私も時間が無くなってしまったけど‥100m潜水も観たい」
と鼻息荒く言う課長‥言われた通りに私は潜ってから平泳ぎ泳法でドンドン推進して泳ぐ
平泳ぎで泳ぐ時に‥股を拡げる度に‥私の股間に課長の視線が痛いほど感じる取れる!
水に潜って‥後ろから私を追い駆けてくる課長‥見事100m潜水をした私の後ろ側から‥
「見事な泳ぎっぷり‥天晴れだったよ!‥‥イヤイヤ‥イイ物を魅せて貰ったよ!」
プールの水から出る課長の水着の前の方は幾分か膨らみ‥
私に上から目線で‥別れの挨拶をしてから‥背中を私に見せ更衣室に向う課長!
その背中は‥何かを達成した満足感のある背中だった!
勝手に生まれ変わった様な‥情けない空白感!
遠く離れた彼氏君に逢いたい!

投稿者:マゼラ


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