いけない仔(4)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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いけない仔(4)

15-06-14 10:34

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「いけない仔」へ

ビュルッ、ビュルルッ!!
そんな音が聴こえてきそなくらいに宏志くんの肉棒から白く濁った液が飛び出していく。一本、直立した彼の肉棒は硬く、白濁液を排出する度に全身でビックンビックンと強く脈を打つ。

そのあまりの力強さに私は茫然となって彼から排出される粘りけのある白濁液の行方を見詰める。
1メートル、いや、2メートルはあっただろうか。私と後ろから私に肉棒を扱かれる宏志くん。そして、閉じられた出入口のドア。その2メートル程はある距離の間を彼の白濁した精液は飛び越えていた。
ベッタリと木目調のドアに媚り付いている濃い精液。それは粘り強く量の多い場所以外では垂れる事すらしないで塊となった部分だけが、上滑りしてゆっくりと垂れていくのだ。そして、それもまた適量になるとベッタリとドアに付いて離れなくなる。
それから、細い、と言っても他と比較してと付く床に落ちた間の精液は一筋の線を作り、そして、最後にゴポッと出てきた熱っぽい残り汁は未だ彼のモノを握る私の手の甲に伝い流れていく。
部屋には青臭い様な生臭い様な匂い。
ピクンピクンと余韻に痙攣する宏志くんの肉棒。
「鮎美お母さん…」
放心する私を呼ぶ宏志くんの声にやっと気が付いて私は彼の顔を見る。
熱っぽく赤く色付いた宏志くんの顔。弱々しく潤んだ切なげな瞳。
「上手にびゅっびゅっ出来たね。えらいえらい」
そんないつにも増して幼く見える彼を私はあやす様にして褒めてあげる。
すると、また、彼の肉棒がピクンッと震えた。まだ全然硬くしたままである。こんなにも濃くて粘りけの強いのを、たくさん出したばかりだというのに…。
はぁっはぁっはぁっ、と肩で息をする彼を見ながら私はブルッと身を揺らした。
あぁ、いけない。
私はいま何を考えたのだろう。
馬鹿な事を考えてはいけない。
仕方がなかったとはいえ、本来なら、これすら許されない事だったというのに、私という女は…。

脳裏に浮かんだ不埒な思考を私は振り切って、宏志くんから離れ様と体を動かす。
それじゃあ、もう終わりね、と彼に告げながら、もうこんな過ちをしてはいけないと心に決めながら、今回は仕方がなく特別だと言い聞かせたながら…。
「…お母…さん、また…して…くれる?」
その言葉に私はドクンッと自分の心臓が強くはね上がったのを感じた。
「だっ…だって今日は、て…今日は、このままでするって…言ったから…」
彼が小さく呟く。
しかし、私はそれに頭を横に振った。


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