痴漢師 第二章_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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痴漢師 第二章

15-06-14 10:34

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「痴漢師」へ

時は三十年程流れ、体調を崩し彼はいままで勤めあげた会社を退職し、新たな仕事に着く事に成った。
それまでは車通勤だったが、新しい職場には電車で通う事に成ったのである。

生まれて初めて経験する通勤ラッシュ、最初は嫌で嫌で堪らなかった。
ようやく電車通勤にも慣れはじめたとある朝、過去の記憶が蘇る事件が起こった。
身動きも取れない程の混雑だった、ポイント通過で大きく電車が揺れた。
前に立っていた女性のスカートの中に手が入ってしまったのである。
慌てて手を抜こうにも抜ける状況ではなかった。
スカートの中に有る手は、更に揺れる度に脚の間に挟まれてしまったのだ。
しかしその女性は拒む事もなく、逆にそうされる事を待ち望んでいたかの様に、彼女自身が気持ち良く成れる様に、彼の手に押し付けて来たのである。
その瞬間、彼は遥か昔に経験した思い出が蘇ったのである。
あの時は、何をされてるか理解する事は出来なかったが、今回は何を求められてるかは直ぐに理解出来た。
下着の上からでも解る位硬く成った陰核、既に下着にも染みる位彼女の陰部は潤んでいた。
下着はどうやら紐パーティーらしく、サイドは緩かったので、容易に下着の中に指を滑り込ませる事が出来た。
完全に洪水状態に成っていた、意図も簡単に彼女の陰裂に彼の指は呑み込まれてしまった。
一本から二本へと指を増やし、ゆっくりとそして時に速く、焦らす様にソフトにそして荒々しく、リズムやテンポを変えて彼女を絶頂へと導いた。
陰裂は彼の指を思い切り締め付け、彼女は自立しているのが困難な位、両足を痙攣させ、彼女は彼に身を委ねる様に、彼の胸の中に背中をモタレかけ、彼は腰に手を回し優しく包み込んだ。
こんな事が現実に本当に出来るんだと彼は胸を踊らせた。
その日以来、彼は満員電車の虜に成ると同時に、DVDや痴漢で有名な路線に見学に行く等、痴漢の探求者と化したのである。

つづき「痴漢師 第三章」へ


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