妻へ 7_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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妻へ 7

15-06-14 10:34

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「妻へ 1」へ

江川はパンパンに膨れ上った肉茎を握り、扱いた。瞬く間に下腹部が痙攣し始めた。

妻を狙った亀頭の先端の口が微かに開き、白い精液が勢いよく飛び出した。妻の胸元、首筋、口元に幾本もの白い筋が出来上がった。
大体を出し終えてから射精したばかりの肉茎を妻の口元に運び、口を開かせ捩じ込んだ。
「奥さん、一滴残らず吸い出して下さいね」
江川が身体を揺すり肉茎を出し入れした。

「あぁ・・気持ちいい・・ありがとう」
妻の口から肉茎を引き抜くと、妻の唾液と江川の精液が混ざり合い粘液が糸を引いた。
江川が私を見ながら不敵な笑みを浮かべながら妻の横に座った。
「奥さん、素敵ですよ・・口の中のモノも飲んでくださいね」
そう言われ妻は喉を鳴らして飲み込んだ。大した量ではないものの妻は、私以外の男の精液を体内に入れたのだ。
江川はティッシュを何枚か取り、妻の身体と顔に飛び散った精液を拭いた。
「じゃあ僕はシャワーを浴びてきます」
私にそう言い残してバスルームに消えた。
江川は私の期待した事以上をサラリとやってのけた。

ベッドの上に仰向けになり放心状態の妻に中々声をかける事が出来ずにいた。
どんな言葉をかけるべきか・・。
「とても綺麗だったよ歩美・・良かったのかい?」
妻は何も言わずにしていた。
「大丈夫か?」
少し近寄って声をかけた。
「ん・・大丈夫・・貴方こそ・・」
「僕は大丈夫だよ・・それに・・僕が望んだ事だし・・」
妻はゆるゆると身体を気怠そうに起こし、乱れた髪を直す仕草をした。
「大変な事になってる」
私の肉茎をみて含み笑いをしながら言った。
「そうなんだ、さっきからずっとこんな状態なんだよ」
私は少し照れ臭かった。

「奥さんも使われたら如何ですか?」
江川がバスローブを羽織って戻ってきた。
「汗かいただろ?使わせてもらえばいいじゃないか」
「そうするわ」
散乱した下着と服を持って今度は妻がバスルームへ消えた。
「江川さん、なんてお礼を言っていいのか・・」
私も下着を履き、服を着ながら言った。
「お礼なんて・・いい思いをしたのは私の方だし・・本当に奥さん、綺麗な方ですね。羨ましいですよ」
江川が私に嫉妬をしている事に興奮した。そして、この男はつい数分前まで私の妻を自分の女にしていたという事実。
「帰られますか?」
「そのつもりですが・・」

「あんなに素敵な女性と会ったのは久し振りです・・今夜一晩、一緒にいさせていただけないですか?」
目が覚めるような江川からの提案だった。
「それは、妻の意思に任せてもらってもいいですか?私だけではなんとも・・」
「そうか、そうですよね」
その後、江川と少し息苦しくなるような時間が流れ妻がバスルームから着た時と同じように美しい妻が戻ってきた。
「奥さん、ありがとうございました。とても素晴らしい時間を過ごせました」
妻は恥ずかしがり照れ笑いを浮かべた。
「実は、今ご主人にも話しをさせてもらったのですけど今晩、私と二人だけで過ごさせていただけませんか?無理にとは言いませんよ」
妻は暫く黙ったまま考えた。

妻は何を考え、何を思い、どんな判断をくだすのだろうか・・そして妻が口を開いた。
「あの・・・江川さんのお誘いはとても嬉しいのですけど、今晩は主人と一緒に帰らせていただきます」
「そうですか・・それはとても残念ですが、奥さんならそう答えるだろうと思っていましたよ・・こんな事を言うのは失礼ですけど・・ご主人が本当に羨ましいですよ・・綺麗な奥さんに愛されて」
それから暫く会話を交わして江川の部屋を後にした。車に乗り込み、車内に張り詰めた空気が漂った。
「歩美、凄く・・良かったよ・・」
「良かったって?」
「綺麗だったよ・・僕は歩美が抱かれる姿を見てあんなに興奮するとは思わなかった・・想像以上だったよ」

私達は帰り道を逸れ郊外のラブホテルへ入った。こういう場所へ来たのは何年振りか・・。真っ直ぐ帰路に着く事も考えたが今までの非日常の出来事から直ぐには現実の世界には戻りたくなかった。
「急にどうしたの?貴方とこういう処に来るの初めてね」
妻の言葉を遮るように唇を塞ぎ、身体を弄った。まるでレイプをするかの勢いで妻の身につけていた服を脱がした。
秘肉に指を這わせるとそこは既にじっとりと湿りを帯びていた。
「歩美・・こんなに・・」
「江川さんに、貴方の見ている前で抱かれてから・・おかしいの」
妻も私の服を剥ぐようにして全裸にした。そして、先走りが出続けている肉茎を躊躇する事無く口にした。

江川とのセックスの後、妻はシャワーを使い抱かれた痕跡を洗い流してきた。
しかし、私の目の前で江川に抱かれ精液を体内に流したのも事実だった。
私は狂ったように妻を抱き、蜜壺の奥深くへ射精を繰り返した。まるで江川の成し得なかった事を当てつけるように・・。
ラブホテルを出たのは日が登り、時計の針が13時をさしていた。その間、私は幾度となく妻の身体を求め、妻もそれに応じてくれた。いや、むしろ欲していた。
私と妻の夫婦生活がこの日を境に変わったと言っても過言ではなかった。
明らかに回数が増えた。そして、刺激的な事に貪欲になっただろう。私は常々、妻がこの男に抱かれたらどうなるだろう?と、考えるようになってしまったのも事実だ。

つづき「妻へ 8」へ


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