この話は「触診」の続編です。
「恭平、バイト先変えたの・・・」
大田はたまに寄るコンビに恭平の姿が見えないので尋ねた。
「先輩そうなんです、今、数寄田にあるビデオ店に行ってます。」
食事をとりながら会話する二人の話を初枝は耳にはさんだ。
「そうだったの、いいビデをあったら恭平君に頼むといいわね」
「おかみさん、そんなビデオは置いてありません、AV店ですから」
恭平と大田は顔を見合わせてニヤリとした。
「エイブイ・・・てなに」
「知らないんですか、アレですよ、アダルトビデオですよ」
大田が恭平に代わって答えた。
「まあ・・・」初枝は顔を赤らめた
あの川田恭平がそんな店にバイトするなんて信じられなかった。
「おかみさんでしたら売れますよ、美人だし・・」
「大田くん、おばさんをからかったらダメよ」
初枝は照れくさそうに言葉を返した。
「いや、おかみさんだったらいけますよ、最近の若い子はおかみさんタイプが人気です」
恭平は真顔で言った。
数日後、初枝はゴミの中にビデオらしきパッケージを見つけた
すでにパッケージの表紙は剥がされ黒表紙に変わっていた
初枝はそーとゴミの中から取り出して部屋に持ち込んだ
「どんなんだろう・・・」
以前、夫が隠し持っていた事があったが中身は見ていない、初枝は部屋のカーテンを閉じてテレビのスイッチを入れた。
初めてみるAVビデオ、初枝は胸をときめかしてセットするのだった。
タイトルが・・・
「田舎に泊まろう・・・○○編」
若い男が田舎のひとり住まいの女性からの手紙を読んで訪問するのだ
その女性は50歳くらい、モンペ姿で若い男を迎える、家に案内され、やがて男はその未亡人らしき女性に手を。
衣服の上から乳房をまさぐられ、やがて脱がされていく。
女性は次第に男の欲望の渦の中に・・・・
そして夜、二人は仲良く風呂へ女は若い男のペニスを咥え込む・・・
「まあ、凄い・・・」
男もやがて女の後ろから交尾を仕掛ける、乳房が揺れて女は快楽の渦に・・・。
初枝は内心、この女優よりよほど自身の方が顔も容姿も上だと思った。
大田が言っていた、「おかみさんだったらいけますよ」
初枝に妙な疼きが押し寄せて来るのを感じた。
つづき「激写 2」へ
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