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「あはん♪旦那さまぁ、だ~い好きですぅ、んちゅぅっ♪」
真奈美は猛朗に執拗なまでキス求めながら、お腹辺りに感じる暖かさに幸せを感じていた。
あの満たされな日々を思い返して…。
そう、狂おしい程の苦痛な日々、声どころか息遣いさえも感じれない地獄の日々。
そんなあり得ない【日々】から、あの素敵な【日常】を取り戻したくてその日、真奈美は友達の誘いも勇治の誘いも断って猛朗を追いかけた。
追い掛けて追い掛けて、彼が周りに誰も居ない一人になった瞬間、真奈美は彼に抱き着いた。
そして、彼の唇を自分の唇と重ね合わせて貪った。身体を密着させ、わざと胸を押し付けて足を絡ませた。
好きだと、大好きだと何度も告げて、またいっぱい犯して欲しいと懇願した。
猛朗の姿を携帯のカメラで撮った写真で家でオナニーをしていた事、猛朗の家まで行って猛朗が見ている事を信じて裸になり、教えられた通りにオナニーをしてみせた事、どれだけ自分が猛朗を求めたか全てを伝えた。
だから、してくれると思った。
自分から言えば彼は何も言わず、また自分の身体を貪り尽くしてくれると思っていた。だから、すぐ出来る様に彼の為に地面が砂利道な事なんて気にせず寝そべって、股を開こうとさえした。
でも、そうする前に告げられた彼の言葉が真奈美を貫いた。
君は僕じゃ嫌なんだろ?と。
馬鹿な話だ。
誰がそんな事をと怒りを感じた。
まさか、チラつく他所の女が彼に何かを吹き込んだのだろうかとさえ思った。
でも、違った。
そう、自分は最初、嫌がっていたのだ。彼に犯される事を嫌がっていたのだ。
愚かだったから。その時は猛朗の有り余る素晴らしさを知らない時だったから。
でも、過ちは過ちだった。
だから、謝った。必死に猛朗に謝罪した。
ボロボロに泣きじゃくって、醜い顔を晒してひたすらに謝ったのだ。
そして、出された条件が今回の約束。
今までの愛し合った記憶を全て消して、今の身体の火照りを持ったまま過ごす事。その途中で誰か別の人間を猛朗の代用とせず、オナニーだけで1ヶ月我慢する事。
それが出来たら犯してやると彼は微笑んだ。
真奈美は躊躇なく頷いた。
もしかしたら愚かな頃に戻った自分は、勇治に身体を求めようとするかもしれない。
猛朗を知らなかった馬鹿な頃だから、幼馴染みだというだけで勇治なんかに股を開こうとするかもしれない。
でも、真奈美は信じた。
自分を、猛朗への愛を信じた。
最後に生々しい口付けをして。
つづき「寝取られ催眠(11)」へ
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