この話はつづきです。はじめから読まれる方は「貧学生とおかみさん 1」へ
マジかよ・・・・
初枝が部屋を出てから飯島はニヤリと不敵な笑みをこぼした。
あの肉厚の後家さんを今夜抱けると思うとゾクゾクしてくるのだ。
飯島は下宿人の部屋の灯りがをきにしながらいると、夕立の通り雨が激しく屋根を叩いた。
「今だ・・・」意を決したように一階へ降りると周りをきにしながら庭を隔てた初枝の住む居住に入り込んだ。
案の定、戸の鍵は解かれ初枝は本当に飯島を受け入れたのだと思った。
その時、用足しで飯島の行動をいぶかしげに見ていた男がいた、島 である。
そんな事も知らない飯島は初枝の休む寝室へ足を忍ばせていたのである。
寝室の戸が少しばかり開いてスタンドの微かな灯りが妖艶な雰囲気をかもしだして、香の臭いが漂っている。
飯島は覗き込んで布団に横たわる初枝の寝姿を見下ろした。
初枝は背を向け着込んだ浴衣姿で寝ている。
腰から尻への曲線が色っぽく見えるのだった。
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