堕ちていく女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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堕ちていく女

15-06-14 10:41

「智美さんご指名です。」
「は~い。」
ある場末のソープ。
「智美です。よろしくお願いします。」

彼女の名前は智美。24歳シングルマザーであるが、子供は施設に引き取られ、今は一人で住み込みでソープで働いている。
おそらく、働けないまで抜けだす事は出来ない。なぜこんな事になったのか、それは一人の男に借金をしたのが運の尽きであった。
半年前・・・。

「あ~!また負けた~!!全然出ね~じゃん!」

智美は離婚してから、働きもせず母子手当だけで生活をしていた。しかも毎日パチンコ三昧であった。
また智美を取り巻いている環境が悪すぎた。まともな友人など1人もおらず、悪友しかいなかった。
生活保護に申請も行い、一旦は許可されたが男と住んでいるのがバレて、取り消されてしまったのだ。それでも、懲りず別の方法で何とか金を得る方法を探す毎日。

「何か良い金づるはいね~かな?」

それがいつもの口癖であった。
ある日、友達と一緒に出かけた時であった。偶然、居酒屋で智美が以前、勤めていた会社の上司と出くわした。これはチャンス!!とばかりに、その男の横に座り、甘えた声で話しかける。

「川口さ~ん。覚えてますか~?」
「え?あ、ああ。智美・・・さんだっけ?」
「そうそう!嬉しいな~!覚えててくれたんだぁ~!」

男は川口、智美よりも15歳も年上で独身であった。智美は川口に接近を試みたのだ。

「まだ独身なんですかぁ~?」
「あ、ああ。まだね」

何気ない会話で話を進め、言葉巧みに川口の番号とアドレスを手に入れた。

(ふふふ。ちょろいわね。)

早速、後日メールをし相談を持ちかけた。川口は優しい男で金持ち。絶好の獲物だった。

「やあ。どうしたんだい?」
「実は、仕事を探しているんですが中々見つからなくて・・・。」
「そっか。大変だな」
「で、言いにくいんですが・・・。今月、生活が苦しくて・・・。」
「そりゃそうだよ。俺に出来る事があったら言ってみ?」
(しめた!!ひっかかった!!)
「でも・・・。何か悪いし。」
「遠慮すんなって!元同僚だろ?」
「じゃあ、3万円貸してくれます?」
「ああ、いいよ」

それから智美は4カ月の間に、川口から100万も借り続けた。
ある時はデリヘルに前借があって辞めれない。高校の時の奨学金があと少しで終わるけど払えない。交通事故を起こして示談金が払えない。
ありとあらゆる嘘を作っては、川口から金を借りていった。
そして、いざ返済を迫ると、子供が水疱瘡で出れないから待って。親が入院して生活が苦しい。もう払えないから死ぬしかない。などと言い続け免れていた。
また周りには借用書も無いし、返す必要も無い!!と笑いながらパチンコやショッピングをしていた。周りも智美の金が目当てで付き合っていたが、智美は自分の身に危険が迫っているのを気付かなかった。
ある日の事、いつもの様に子供を託児所に預けパチンコに行こうとした智美に、一人の男が声を掛けた。

「失礼ですが。○○さんでしょうか?」
「はい。誰ですか?」
「私、弁護士の○○と申します。川口様の御依頼で金銭問題の件で伺いました。」
「はあ?借用書も無いし、ちゃんと返す意思はあるから問題ないでしょ?」

こんな事もあろうかと悪友達から悪知恵(浅知恵)を教えてもらっていたのだ。だが・・・。

「残念ですが。それは意味がありません。」
「え?」
「すでに川口様は裁判所に支払督促の申し立てを行いました。たぶん異議申し立てを行うでしょうから、裁判も持さないとの事です。私としては示談を提案をしますが?」
「証拠も無いのに裁判してもいいよ?そっちが負けるに決まってる!!」
「では、こちらの写真と・・・。このボイスレコーダー、そして通帳・メール以上を証拠として提出しますが、よろしいですか?」

智美は血の気が引いて行くのを感じた。写真には智美が川口から現金を受け取る姿がはっきりと写っている。
しかもボイスレコーダーにも、会話が録音されている。

「確かに・・・現金を受け取っておられますね?まあ裁判でよろしければ構いませんが?」
「あ、あの!ちゃんと返しますから!」
「では、いつまでに支払われますか?」
「1週間待って下さい!必ず何とかしますので」
「分かりました。では1週間後にまた伺わせていただきます。では。」

智美は部屋に戻るなり、片っ端から友人・知り合い・実家に連絡を取った。だが、すでに智美は川口の手中にあった。

(この電話は現在、使われておりません・・・)

「何で?何で、みんな繋がらないの?」

そう、智美は川口を舐め切っていた。実は川口の正体は、日本でも有数な財閥の息子で、次期総裁であった。
その力を使い智美に関係者を1人残らず、消し去っていたのだ。だが、智美も諦めが悪かった。伯父がヤクザをしていて泣きついたのだが・・・。

「すまねえ。あの御方にだけは逆らえねえんだ。しかも、お前とはもう親戚でも何でもねえ!」

頼みの綱も切れ、智美はどうする事も出来なかった。そして、その帰りトボトボと歩く智美に前に黒い車が止まり、あっと言う間に乗せられてしまった。中には川口がいた。智美は恐怖で言葉が出ない。

「で?どうすんだ?まあ、ここまでコケにされて許しはしね~けどな
「あ、あ・・・あああ。」

そのまま、とある倉庫に連行され中に入ると、智美の悪友たちが無残な姿で待っていた。男達は顔も分からない位にボコボコにされ、女達は何十人の男達に犯され続けていた。智美は腰が抜けて、その場にしゃがみこんだ。

「おい!お前ら!この雌豚を、たっぷりと可愛がってやれ!」
「承知いたしました」

そして数時間、智美はありとあらゆるプレイをさせられた。
精飲・顔射・中出し・2穴責め・浣腸・公開オナニーショー等々、永遠にさせられた。
その後、智美はソープに売られ毎晩、男達の性処理道具として過ごす事になった。もちろん中出しは当然なので妊娠・出産の繰り返し。使えなくなるまで一生この生活が続くだろう。


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