この話はつづきです。はじめから読まれる方は「制服DAY 1」へ
それからしばらくはメールであたりさわりないメールを続ける程度で、二人で会うことはなかった。
私の生理がきたり、学校が休み前の試験期間にはいったりと、なんだか言い訳みたいな日が続いた。
クラスではすっかり私と春日が付き合ってるということになってたみたい。
女子で集まったら当然自分の彼氏の話題で盛り上がったけど、春日とどこまでいってのかとか、自分の話はできなかった。
私はずっと、最後に痛がって春日を拒んでしまったことが気になってた。
もしかしたら、きらわれたかもしれない。
セフレになろうと言われて部屋にまで行ったのに、土壇場で泣く女って、自分で考えただけでもめんどくさい。
でも、本当に怖かった。
あの痛みも、それ以上に突然知らないヒトみたいに思えた、春日のことも…。
ちゃんと付き合って、それから好きな人にされる時は、あの痛みはがまんできるのかな?
ぼんやりと、毎日そんなことばかり考えてた。
試験が全部終わって短縮授業になった初日に、春日が教室で声をかけてきた。
「今日いっしょにかえろ」
「うん、」
前と変わらない笑顔に、安心した。
コンビニでお菓子や飲み物を買って、言われないけど春日の家について行った。
二人の間で暗黙の了解があるみたいに。
部屋に入って、少し沈黙があったあとに、春日が買って来たコーラを飲みながらベッドに座る。
「悠木、おこってる?」
私が聞きたかった言葉を、先に言われた。
「え?なんで?」
私が聞き返す。
「この前、無理やりみたいにしちゃったから」
「…怒ってないよ」
言いながら、隣にすわった。
「私は春日が怒ってると思ってた」
「マジで?」
今度は春日が驚いた感じだった。
「だって途中で泣くなんて、なんかフェアじゃないっていうか…」
「オレが焦りすぎだったの」
春日がポンと肩を叩いてくれる。
でも…
私は頭の中ですっと考えたことを、もう一度心の中でつぶやいた。
…他の子は、好きな人だったら痛くてもできるみたいなのに…
春日の顔を見ながらそう考えたら、急に胸が苦しくなった。
…じゃあ、私は春日のことどう思ってるんだろう?
急に黙った私を、春日が突然抱きしめる。
「…すっげーかわいい」
私の髪のニオイを吸い込んで、そっと髪にキスしてくれた。
「…キスしたい」
春日の胸の中でそう言ってみる。
私がゆっくりと顔をあげると、春日がやさしくキスしてくれた。
「…かすが…」
キスの合間になぜか名前を呼ぶ。
その返事のかわりに、舌が口にはいってくる。
私たちは確かめ合うみたいに、長い時間クチビルと舌でお互いを感じあった。
そのうちに、どちらともなくお互い制服を脱ぎはじめる。
先に裸になったのは春日の方だった。
「腰あげて」
ショーツを脱ぎかけてた私の手にかわって、春日がそれを足元へ下げる。
二人で裸になってから、ベッドの上で抱きしめられる。
私も春日の背中に腕をまわした。
思ってたより、手がまわらない。
「意外と胸厚いんだ」
私が耳元でそう言ったら
「悠木は、オレの想像以上に小さい」
って言われた。
「それ胸のこと?」
冗談ぽくかえす。
「胸は…エロい…」
春日はそう言いながら、私の胸のところにおりてく。
両手で何度も胸をもまれながら、口で、舌で乳首をさわられる。
「…ぁ…」
自然に声がもれた。
つづき「制服DAY 7」へ
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