コンフェッション − 第11章_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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コンフェッション − 第11章

15-06-14 10:44

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「コンフェッション 第1章」へ

第11章 - アナザーワールド

屋上パーキングの車内での自慰命令から始まり、多機能トイレでの放尿、階段の踊り場での口による奉仕、そして店舗内でアナルに指を入れられ、またワンピースの胸元に手を入れられ乳房を玩ばれながらピアノを弾かされる。

このショッピングモールに到着してから休む暇が無いほど、かおりの心と身体は感じているはずだ。それこそショートボブの髪の毛一本を引っ張るだけで、研ぎ澄まされた神経は快楽の波を全身に送るかも知れない。

これからの時間は、少し身体を休ませるために頭と心を感じさせようと考えていた。男たちの視線を浴びせながら。。。。

「そうか、アダージョというのか。甘美な旋律が素晴らしかったよ。あんな中で、よく弾き続けたなかおり」

「もうドキドキでした。でも指先が覚えているのでしょう、意識すること無く勝手に動いているのだと思います」

「ありがとう、素晴らしい演奏だった。お礼として、今までとは違う世界に連れて行ってやる」

素直に出た感想だった。最近こそは仕事に、子育てに忙しく練習する機会は少ないと言っていたが身体が覚えているということに間違いないのだろう。

「あん、クラシック好きなグレッグ様に喜んでいただけて嬉しい。でも『違う世界』って、緊張します」

「連続して身体に刺激を与えたから、少し身体を休め、その分心と脳で感じさせてやろうと思う。身体には一切触れずに」

楽器屋を後にすると、目的地を目指すこともなくモール内を歩く。かおりは手を繋いで欲しい、あるいは腕を組んで欲しい様子だったが拒むことにした。不安もあるだろうし可哀想だが、身体からの感触は一切与えずに変化するかおりの様子を観察するためだ。

かおりから少し距離をとり後ろから観察する。かおりには、ひとりで買い物に来たことを想定し好き勝手に行動するように指示している。好きなショップに立ち寄り、興味あるものは手にし、欲しいものは買うということを。

平日の午前中であるが男性客が決して少なくないことに驚く、夫婦、カップルのみならず、男同士やひとりでいる男もいるくらいだ。

好き勝手な行動とは言え、最低限のルールは課していた。胸を張って堂々と歩くことと、陳列棚の下にある商品を手にするときには決してしゃがまないことだ。

ブラによって拘束されることの無い乳房は、ワンピースの内側で自由奔放に動きまわっている。胸元のプリーツはワンピースのデザイン上はでアクセントになっているものの、ノーブラの乳首を目立たせる今日の目的では邪魔な存在である。

それでもすれ違う何人かの男は、視線の動きからかおりの胸元の自由奔放な動きに気付いている。男性ふたり組では先に気付いた者が、気付いていない者に耳打ちする光景も見られる。そんな様子に、かおりが気付かないはずがなく、時折頬を染めた顔で振り返る。

意外だったのが、かおりの自由奔放に動き回る胸元に興味を持ったのは男だけでは無かったことだ。年齢層はまちまちであったが、凝視する女たちがいた。表情を間近に確認することは出来ないが、軽蔑の気配は一切無くどちらかと言うと純粋な興味や羨望の気持ちもあるのだろうか?

そんなことを考えると悪戯心が沸き上がり、かおりを女性と絡ませたくなり、また新たなアイディアが生まれた。かおりにとり、まさにアナザーワールドになるであろう新しい世界。

つづき「コンフェッション 第12章」へ


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