この話はつづきです。はじめから読まれる方は「[1]」へ
サトコの目はうっとりとナオトを見ていた。なにか怪しい呪文にでもかかったように、サトコは自分のそこを見ているだろうナオトに興奮した。
…私どうしたの…?
見られることにあんなに抵抗があったのが嘘みたいだ。
ナオトがサトコの足を押し広げ、膝をついて自分の固く熱いモノをその中心に押し付ける。
「…はうん…」
サトコの口から切なげな声がもれた。
熱く固いそれがサトコの中にすべりこんでくる。
「あっ!!」
…ああ!やっぱりすごい…っ!
これだとサトコは思った。
…これを待っていたの…っ!!
「ああ…っ!」
ナオトのゆっくりとした力強い動きで、サトコは何度も奥深くまで貫かれる。
ナオトのペニスはいつもより大きくそして固さをもって、サトコのそこを押し広げてゆく。。
「ああぁ…っ!あああ…っ!!」
ナオトの腰が打ち付けられる度にサトコは声をあげる。もうあえぎを押さえる余裕もなかった。
ナオトは片腕をサトコの膝下に差し込み、その足をさらに大きく広げさせ持ち上げた。
「ナオトさん見ないで…」
サトコはうわごとのように言ったが、もうそんなことはどうでもいいような気もした。
赤みがかった深いピンク色をしたそこを、ナオトは見つめた。自分とつながった部分が、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。その度にいやらしく光る汁があふれるようだ。
「サトコ…」
ナオトはいつものように、空いている片手の親指でサトコのクリをやさしく撫ではじめた。
「あああああ…っ!」
ナオトのペニスを締め付ける強さが、さらに熱をもった。
親指でやさしくクリを撫でまわし、時々それを下から跳ねあげさせる。
ナオトのリズムで打ち付けられていた腰が、次第にサトコのいやらしい腰の動きのペースにかわる。
「ナオトさん…!ナオトさん…!!」
サトコはいつもこうやって、熱いペニスを入れられたままクリをいじられて先にイクのだ。
…もっと…っ!もっとして…!
「はぁん…はぁん…っ!」
片足を上げられながらも、サトコの腰は何度も上下して壁にペニスをこすりつけようとする。
サトコは目を固くとじ、今にも達しそうだ。
ナオトはサトコの縛られている手を、そのクリの部分に導いた。
「…サトコ、こうしてごらん…」
サトコ右手の二本の指先をクリにあてがい、その上から円を描くように誘導した。
「…やだっ…!」
サトコはぷっくりとふくれた自分のクリを初めて自身の指先で触れた。
…気持ちイイ…っ!!
「ああんっ…!」
「そう、そのままさわって…」
ナオトが耳元でそういいながら、両方の膝を一気に抱え上げながらサトコの一番弱い部分を突き上げた。
「ナオトさん…っ!!あああん…っ!!」
ナオトに突かれながら、サトコは自分でクリを刺激しつづけた。
「あっあっ、あっ…ああ…!」
サトコのあえぎが、だんだん追い詰められたように途切れはじめた。
縛られた両手がもっとクリに届くように、ナオトはさらに高く腰をもちあげる。そしてサトコの感じる壁に固いペニスをこすりつけた。
明るい部屋の中、つながった部分も、サトコのそのいやらしく動く指先も、後ろの穴まで何もかもナオトの目に焼きついた。
サトコの指の動きが、見ていて恥ずかしいほどすばやくなった。
ナオトはその姿にたまらなくなり、サトコの片足をはなしてその胸で揺れ続ける乳首を強く掴んだ。
「ナオトさん…っ!!!」
その瞬間、サトコの秘部がギュっと強くしまったかと思うと、背中が弓なりにそリ返った。指の動きがとまる。
「はぁっ!」
ナオトもまた、短く息を荒げ、サトコの中に熱い液を放出した。二人は呼吸を乱したまま、そのまましばらく動くことができなかった。
その後ナオトとサトコは向かい合って横になったまま、黙って窓から差し込む春の日を全身で感じた。
ナオトが時々、サトコの尻をやさしく撫でる。
春先にしては、部屋の中は暑いぐらいだ。
そのうちにナオトは軽い寝息をたてはじめた。
…ナオトさんたら…
サトコはその寝顔を優しく見つめ、薄い布団をそっとかけてやった。
さっきまでサトコの両手首を縛っていたピンクの紐がはらりと床に落ちた。脱いだままの着物も目にとまる。
…着物に風を通さなくちゃ。でも…
…この紐は…片付けなくてもいいかな。
サトコはそう思って、また身体の奥にうごめいた何かを感じたのだった。
無題・終わり
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