ある夫婦の生活 5_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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ある夫婦の生活 5

15-06-14 10:45

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「ある夫婦の生活 1」へ

「…!」
ユキは驚いたままケンジを見つめた。
とっさに「なんのこと?」と、そ知らぬ顔でとぼければよかったのだが、たった今まで激しく乱れていたユキにはそれができなかった。
一瞬黙ったままのユキに、ケンジが続けた。

「あのDVD,見てたんだな。」
言いながら、ユキとつながったままの腰をクイっと突き上げた。
「あん…っ!」
ユキの身体を小さな快感がつきぬけて、ユキは思わずケンジの上におおいかぶさった。
ユキの荒いままの息がケンジの耳にかかる。
「全部みたのか?」
ユキの尻に腕をまわして、両手でなでまわす。
「…ごめんなさい…」
耳元でユキが小さくつぶやいた。
「だってお掃除のときに見つけっちゃって…」
告白しながらユキはその内容を思い出したのか、身体を前に倒したまま腰を使い始めた。
…すごいんだもの…
心の中でユキは呟いた。
…あんな風にセックスしてみたいんだもの…!
バイブを入れられたり、クンニされる女優の姿がユキの頭に浮かび上がる。
「それで…オナニーしたのか?」
ケンジが呟くように聞いた。
「…。」
ユキは恥ずかしさのあまり答えることができなかった。
自分の旦那さまにオナニーしていたことを伝えることなんてできない…!
しかしその無言がケンジにとってはYESの返事だった。
「ユキっ!」
ケンジは強い力でユキの身体を起こし、そして思いっきり下からユキを突き上げた。
「ああああんっ…!」
再び強く貫かれた快感にユキもすぐに応えて腰を動かし始める。
…ユキがオナニー…!
そう考えるだけで、嫉妬のような気持ちが湧き上がり、ケンジのモノが今まで以上に熱くなった。
「ああん…ケンジさん…っ!!」
何度も腰を振るうちに、少し静まっていた熱がユキの中でもう一度燃え始めた。
肩も胸も大きくそらせて、今度こそ達しようとユキの身体が一気に駆け抜けようとする。
…ユキが自分で…!
ケンジの頭の中にも、オナニーを繰り返す女優の姿が浮かび上がる。
ケンジは片手でユキの太ももを押さえ、もう片方の手のヒト指しゆびでユキの敏感な割れ目をそっとさわった。
「あんっ!!」
ユキが閉じていた目をあけて、またとじる。
…そこっ…!そこなのケンジさんっ!!
ユキの膣内がさらに熱をもった。
すでにぐっしょりぬれているその場所に、ケンジが今までさわったことないほどの大きなユキのクリがあった。
ユキの腰の動きにあわせて、クリが指に押し付けられる。
…こんなに感じてるのか…!
突然喜びにも似た気持ちがわきあがり、ケンジは身体を起こして汗をかいているユキを抱きしめた。
「…ケンジさん…!」
ユキも腰の動きを止めてケンジに抱きついた。
まだイケないユキのそこが、じんじんとしている。
…もう一度指でさわって!
ユキは心からそう願った。
ケンジとつながったこのままで、ケンジの指でクリを攻められたい!
身体が火のように燃えている。
「ユキ…」
ケンジにはユキのその欲求がつたわった。
腹と腹の、その狭い場所にそっと手を差し入れてそのもっと下のつながった部分より少し上のクリを指で探し当てた。
「あんっ!!」
ユキの腰がまた小さく動く。
今度は、ケンジはやめなかった。
ぬるぬるとしたその場所を、やさしく、それでいてすばやく指先で震わせる。
「…あぁん…あああ…あああっ…!!」
ユキは両手をケンジの肩にまわし、抱きついたまま腰を懸命に小さく振り続けた。
そして、
「…ケンジさんっ!!」
と悲鳴にもにた声で小さく叫んでから、ガクガクと全身を震わせたのだった。

つづく「ある夫婦の生活 6」へ


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