ソリティア − 第3章_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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ソリティア − 第3章

15-06-14 10:48

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「ソリティア − 第1章」へ

ソリティア-第3章

自らの分身を固くさせるほどの提案をしたメールを送付し依頼人の反応を待つ。。。。どんな反応が帰って来るのかを楽しみに。

30分ほど経っただろうかスマホがメールの着信を知らせるインジケーターを点灯させた。

「グレッグさん、メールを読みながら興奮して、オナニーを我慢できませんでした。是非ともとお願いしたい気持ちと、まだ踏ん切りが付けられない気持ちの両方です。

どうしたらいいのか判断出来ません。妻がトイレで犯される姿を見たい気持ちは事実です。ただ、嫉妬に狂いパニックを起こしてしまう恐怖も感じます」

途中まで読み進み、映画館内でパニックを起こし騒ぎ立てる男の姿を思い描いた。 そんなリスクを冒す訳にはいかないから多少トーンダウンした次の提案を考えた。

「大切な奥様ですから最初は軽くいきましょう。 奥様の耳元でオナニーを指示します。 見ず知らずの他人の男の指示で、淫らに自らの身体を玩ぶ奥様の姿を見るだけで興奮しませんか? しかも、その場所が成人映画館ではなく一般的な映画館でとなれば。。。。

奥様には指一本触れずにいることをお約束します。 このプランで良ければ待ち合わせ時間や当日の服装をお知らせします」

二つ目の提案に対する返信は5分と待たずに受信した、まるで携帯を握り締め提案を待っていたことを伺わせるかのように。

「ありがとうございます、このプランでお願いします。 待ち合わせは明後日、木曜日の夜でよろしいですか?
具体的なご指示をお願いします」

依頼人はこの話を、どこまで奥様に話しているのだろう? 自営業で時間はある程度自由であること、銀座に頻繁に訪れ、今回の舞台となる映画館にも来館したことがあることはメールで伝えられていた。

182センチと155センチと身長差の大きい夫婦であり、自営業であるが故に始終一緒にいることで新鮮味が薄れ刺激を求めたことも。

その一方で刺激を依頼する相手の情報を過剰に欲することは無かった。素性を知るより、「見ず知らずの他人の男」と「愛する妻」の出来事を期待したのであろう。

つづき「ソリティア − 第4章」へ


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