ソリティア − 第2章_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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ソリティア − 第2章

15-06-14 10:48

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「ソリティア − 第1章」へ

ソリティア-第2章

嫉妬深いのに寝取られ願望があるというメンタリティは自分自身では理解しえないが、以前にも似た内容のメールを受けたことがあった。

その時は夫婦ではなく遠距離恋愛をしているという男だった。
自分の彼女への調教の一部始終をビデオカメラで撮影することが条件だった。
その映像を見ながら嫉妬に狂いながらオナニーしたいというのが最終的な希望なのだ。

話としては面白いものであったしメールで送られた彼女の写真も魅力に溢れていた。
遠距離恋愛中の彼氏が持つ願望を知らない純粋な笑顔を見せているものだった。
何度か男とメールのやり取りをしたものの最終的に踏み切れなかった理由は映像に固執されたからだ。
動画配信サイトに映像が流出するリスクを排除出来なかった。

今回のご夫婦は映画館内の一度だけの行為に終始し、例えお互いが気に入ったとしても二度目は無いと納得しあっていた。
そして、約束の1時間を待たずしてプランをメールした。

「奥様にはコートとお持ちでしたら前開きのワンピースを着ていただきたい。下着は着けても着けなくても構いません。

奥様を挟み、ご主人と私が左右に座りますが、ご主人はガード役に徹していただき一切手を出さずに奥様を見守ってください。私は奥様の耳元に囁きながら自慰行為に導きます。奥様が望まない限り指一本触れずに、奥様自身により淫らに変貌いただきます。

奥様が感極まり私を欲していると感じられたら、手を引いて化粧室の個室にお連れします。ご主人は私たちが席を立った5分後に化粧室においでください。一緒に席を立つと、いくら空いている館内でも怪しまれるかも知れません。

トイレの個室で、今まで見たことも無いような奥様の姿をご覧にいれましょう。 いかがですか? ご希望に沿ってますか? それでは連絡をお待ちします」

この提案のメールを打ちながらも全身の血が一ヶ所に集中するのを感じた。

つづき「ソリティア − 第3章」へ


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