この話はつづきです。はじめから読まれる方は「僕は美少女」へ
智也はおずおずと股間を隠していた手をのけた。
秀美が体を曲げて覗き込む。
「えぇ?これがそう?」
秀美がぐっと股間に顔を近づける。
赤いレース越しにうっすらと智也の陰毛が浮かび上がっている。
真ん中に白っぽい、かすかに隆起した肉があった。
「智君、ほんとにチンポ生えてるの?」
秀美が智也を見上げる。
「は…はい…」
「全然わかんない。もっこりしてないし。ひょっとして、このちょこっとしたやつ?」
秀美が智也の股間を指差した。
「よくわかんないし、いつまでもパンツ履かれてるのもヤだから…脱いで」
「え…!」
智也は狼狽する。
秀美叔母さんの前でパンツを脱ぐなんて…。
「さっさと脱いでよ。さっきから何回も言わせないとわからないの?」
これは命令だった。
智也に拒否する権利はない。
しかし、叔母の前で股間を晒すことは躊躇われた。智也にはもちろん女性経験はない。自分の陰部を見られることには抵抗があった。
「ごめんなさい…僕…ほんとに…」
「だ、か、ら!何度も言わせないでって言ってるの!それとも、今すぐお父さんと病院のお母さんに電話しようか?」
秀美の前で、智也は蛇に睨まれた蛙だった。
また涙がポロポロとこぼれた。
智也は秀美に背を向けると、ゆっくりと赤いレースのショーツを下ろした。
ショーツが足元に落ちる。
すると、ムギュッと智也の尻肉が掴まれた。
「ひっ」
智也が振り返ると、秀美は智也の尻を撫でさすった。
「ほんとスベスベして小さくて女の子みたいなお尻」
秀美は撫でていた手でペチンと尻肉を叩いた。
「早く。前を向きなさい」
智也は両手で股間を隠したまま秀美に向き直った。
「何してんの?」
「いや、あの…」
「叔母ちゃんのパンツ盗んでオナニーした悪いチンポを見せなさいって言ってんの」
「は、恥ずかしいです…」
智也は涙まじりに訴えた。
「恥ずかしい?パンツ盗まれた私の方が恥ずかしいわよ!…手のけて」
秀美が睨みつける。
「手…のけて」
智也はそうっと股間から両手を外した…。
「何、これ」
秀美が軽蔑したような笑みを浮かべる。
「包茎?で、何これ、ちっちゃ~い」
屈辱が智也の全身を包んだ。
智也の股間には、小さな肉茎がちょこんと垂れ下がっていた。青白いペニスは萎んだ朝顔のように皮をかぶっている。
柔らかそうな陰毛がうっすらと股間に生えていた。
「ほんと貧相なチンポ」
秀美は吐き捨てるように言った。
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