この話はつづきです。はじめから読まれる方は「僕は美少女」へ
立ち上がった智也を冷たい視線の秀美が見下ろす。
中学三年生にしては小柄な智也は、170cmを超える秀美の口元にやっと届くぐらいの身長だった。
「どうしてパンツ盗んだの?」
射抜くような秀美の眼差しに、智也は耐えきれず顔を背ける。
「聞いてるでしょ?答えなさい!」
じわじわと涙が滲んでくる。
もう正直に答えるしかないのだと智也は思った。
「洗濯籠の中に…秀美叔母さんのパンツを見つけて…つい…」
「つい?」
秀美の表情が険しくなる。
「つい、パンツを盗むの、智君は?智君は、つい、下着泥棒するの?」
秀美の「泥棒」という言い方が智也の心を深く抉った。
「そういうわけでは…」
「じゃあ、どういうわけよ!」
秀美のこんな怖い顔は今までに見たことがなかった。
智也は声を上げて泣き出しそうになるのを必死にこらえて口を開いた。
「叔母さんの…パンツを見たら…なんか…ムラムラしてしまって。ごめんなさい…」
最後の方は声が小さくなった。
秀美は腕組みをしたまま、厳しい目つきを崩さない。
「ムラムラ?ムラムラしてどうしたの?」
「そ、それは…」
恥ずかしく情けなかった。
一滴の涙が智也の頬を伝い落ちる。 「叔母さんの…パンツを見ながら…オ、オ、オナニーを…」
声を振り絞って智也は告白した。
言い終えた智也の膝はガクガクと震えた。
「オナニー?智君、オナニーしてるの?」
「は、はい…」
ははは、と秀美は表情を崩して笑った。
そして、改めてまじまじと智也の顔を見つめた。
「ねえ、上のパジャマも脱いでよ」
「え…?」
「早く」
智也は秀美に言われた通り、パジャマを脱いだ。
色白の華奢な体にはほとんど筋肉がついていない。
秀美の赤いレースのショーツ一枚だけを身につけた体は羞恥にほんのりピンクに色づいていた。顔を赤くして股間を両手で覆い隠した智也の姿を、じっくり観察するように秀美が見つめる。
「いつもオナニーしてるの、智君?」
「え、あの…たまに…」
「たまにチンポいじくってるんだ?」
夕べ寝室を覗いた時も絶叫していた淫語を、秀美はさらっと口にした。
「は、はい…」
「こんなパンツ履いてたら女の子みたいなのにね。やっぱり智君もチンポ生やしてるんだ?」
智也はどう答えていいかわからず、体をもじもじとさせる。
「ちょっと、手のけてよ」
「え…?」
「手のけてって言ってるの」
秀美の有無を言わせぬ物言いに、智也は観念して両手を股間から外した…。
つづき「僕は美少女9」へ
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