僕は美少女7_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

僕は美少女7

15-06-14 10:48

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「僕は美少女」へ

「さっきも覗いたけど、智君ぐっすり寝てたから起こしちゃかわいそうかなと思って」
秀美が智也に微笑みかける。
「でも、お布団干したいからさ。パジャマも洗濯したいし、そろそろ起きてもらってもいい?」
「は、はい…」

智也の心臓は、早鐘を打つように激しく鼓動を打っていた。
どうしよう…。とにかく、あとで秀美叔母さんのパンツを返すことにして…。
焦る智也を気にする様子もなく、秀美は目の前から立ち去ろうとしなかった。
「じゃあ…起きて」
「え?今…ですか?」
「そうよ」
「い、いや…その…僕…ズボン今履いてないんで…その夕べ暑かったから…」
智也はしどろもどろになりながら、秀美が今すぐ立ち去ってくれるよう言い訳をした。
しかし、秀美の反応は智也の期待を裏切るものだった。
「恥ずかしがらなくていいよ。叔母ちゃん、智君のお母さんみたいなもんなんだから。智君のパンツ見たってなんとも思わないって」
秀美はそう言うと、智也の体を隠す掛け布団をさっと捲り取った。
「あぁ…!」
悲痛な叫びを上げる智也の下腹部を、ぴったりとした赤いレースの布地が包んでいる。
思わず股間を両手で覆い隠した智也だったが、秀美の表情は、先ほどまでのにこやかなものとは明らかに違っていた。
「これ…どういうことなの、智君?」
その声にも明らかにさっきまでと違う冷たい響きがこもっている。
「いや、あの…これは…」
智也にはもう思いつく言い訳はなかった。
「すみません…」
智也はうなだれた。
「すみません…って、謝って済むことだと思うの?」
智也の顔から血の気が引く。
改めてとんでもないことをしてしまったのだと後悔がこみ上げてきた。
「どうして叔母ちゃんのパンツ履いてるの?どうしてこんなことするの?」
智也は黙ってうつむくことしかできなかった。涙腺が緩んでくる。
「叔母ちゃん、智君ってすごくいい子だと思ってた。なのに裏切られた気分だわ。まさか、智君が…こんな変態坊やだったなんて」
変態坊や…。
秀美の言葉が智也の胸に突き刺さった。 「いつまで寝転がってるの!」
厳しい口調で秀美が言う。
「今すぐそこに立ちなさい!」
智也はビクッと体を震わせ、のろのろと立ち上がった。
上半身にパジャマを着た智也の下半身は、赤いレースのショーツ一枚だ。秀美の恥毛が透けて見えるのではないかと智也が思ったように、智也の陰部も透けて見えているだろう…。
智也はますます縮み上がった。

つづき「僕は美少女8」へ


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索