何故か薬をもらった
「…………」
警察だから変な薬を貰ったなんて絶対に言えない
「ったく…」
俺は、捨てるという選択肢も考えたがやめておくことにした。
「あのやろう、明日この薬の話、意地でも聞かせてやるからな…」
俺は、テレビをつけた
「えーただいま、午後二時のニュースです。先月、違法ドラッグを所持していた中学校教師の懲役が確定しました…」
「!?」
俺は、このニュースを見て脳裏に浮かんだ(違法…ドラッグ…)
「くっそー木原め!!」
俺は、今すぐ携帯を取り出し、木原に連絡する
「おい木原、お前俺に何すんだよ違法ドラッグなんか渡しやがって」
「は?違法ドラッグ何だそれ?つーかまっさん前、あげたやつまだ飲んでないのか」
「ああ、体のどこも悪くないからな…」
「そう…今、俺がまっさんの家に行って説明してやらあ…」
「ああ…」
俺は、電話を切った
「ありえねえ…」
数分後、木原が来た
「おう、まっさん」
俺は、木原の胸元を掴み、脅すように言う
「いいから教えろ…この薬について」
「ああ、それな媚薬」
「媚薬…」
「お堅い家に住んでるまっさんにはわからないだろうけどそれ、媚薬だ…」
木原は、錠剤を見つめながら話を進める
「この薬はやっかいだからな…これのむと、自然に異性ではなく同性と強制的にセックスがしたくなる」
「セックス、って誰がするかお前なんかと」
「まあ、飲んでみろよ…」
木原は無理やり、俺の口に錠剤を入れる。
「ぐほお!!」
木原はにやりと笑いながら薬を飲ませた瞬間、服を脱がす
「おい、てめ…」
「そうか…でもこの媚薬は効力はいいけど…効き始める時間が遅いからな…」
木原はそう言い、俺の家を去った。
「あっそれにその薬、嘔吐しても無駄だぜ…」
「ちっ…」
俺は、とりあえず服を着る。
「下らねえ…嘔吐しても無駄なら医者に行くまでだ…」
俺は、親の金庫から診察手帳を取り出し、近くの病院に行った、しかし結果は
「誤飲ですか…でも胃袋をみたかんじ異物というものはないですね…」
だんだん、いつもは冷静な医師の顔がにやりと笑う
「おーそれに松下さんの体はいい体ですね…」
「は…」
医師はべたべたと俺の体を触る
「くっ何すんだ」
医師は、俺の話を聞かずにベッドへと運んだ
「おー、大きい立派なアソコだ…」
医師はそう言うと俺自身を手で扱う
「くっはああ…」
「おお、いい声ですね…」
「っ…」
(あの薬か…)医師は自身を取り出し俺の中に入れる
「フフフ、君のここ」
「ちっ…」
そのとき
フッと体が軽くなった
「あれ、私は…何してたんだ…」
「…………」
医師は、即座にズボンを履いた
「あれ?何故君が、検査室に…」
「俺もよくわかりません…」
「そうか、私もわからない困ったものだな…」
医師は、笑い診察室に戻る
「もう外はこんなに暗い、君も帰りなさい…」
「はい…」
俺は、一体。
「いつもあの人にはお世話になっているからね。君だけ診察料は、無料で…」
「はい」
俺は、病院を出る。
それにしても木原に薬を飲まされ、病院に行った記憶しかない。
もしかすれば、これがあの媚薬という薬の効力か…
コメント