アプリ妄想
15-06-14 10:49
ここは官能小説サイト――それを斉藤賢作は、お気に入りのアプリを使って見ていた。 「あーーん、痛くしないで蒼…」 作品中の女性キャラのセリフだけが再生されていく。 賢作は、ちゃんと声優の声でセリフが返るのを聞きながら、股間を熱くして官能小説を読みふけった。 そして一方―― ここにも同じアプリで官能小説サイトを見る人――女の子が――。 斉藤悦蘭はエッチな小説が好きな20代前半の女の子。 今日もあのアプリを使って官能小説サイトを見ていた。 「すてきなおっぱい。乳首こんなに立っちゃってる」 …… 作品中の男性キャラのセリフだけがアプリで再生されていく。 それも彼女の読むタイミングに合わせて―。 部屋で悦蘭は声に犯されながら女のセリフを声にして読んでいた。 いつのまにか、アソコはぐしょぐしょに―― 途中でスマホを置いてオナニーを始めてしまった悦蘭。 彼女の脳内では、アプリの声優の声が再生――プレイの続きをしていた。 「あーーっ、気持ちいい……、あっ……」 悦蘭もまた、このアプリがお気に入りだった。 |
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