ここは、とある国。
もう何年もHなオッサンとHなお姉さんが対立、内戦を繰り広げていた。
「Hといえば俺たちオッサンの代名詞だろっ!」
「ううん! Hといえばあたしたち女の子の欲求そのものよ! 生理のときだって…とにかくオッサンたちにはゆずれないからっ!」
こんなくだらない争いが元で、Hなオッサン軍とHなお姉さん軍とで熾烈な戦闘が日常化していた。
――ある廃墟。
ここでも2者の戦いが繰り広げられていた。
「俺たちの武器は銃、爆弾なんてダサイもんじゃないっ!
俺たちの武器は、そう、エロだ!」
「あたしたちだって戦車やミサイルなんか使わない。
あたしたちの武器こそエロよ!」
ギラギラな目で挑発するHなオッサン軍兵士たちと、潤んだ瞳で口を半開きにしてるHなお姉さん軍女性兵+ニューハーフ兵たちが廃墟の中でにらみ合う。
「おい! そっちはずるいぞ! なんでHなお姉さんの中に俺たちの側のオッサンがいるんだよ!」
Hなオッサン兵から鋭いツッコミがある。
「だまりなさいっ!! あたしはこのコたちとおんなじ女の子よ! オッサン軍ってこれだからイヤだわー」
ニューハーフ兵はHなお姉さん兵に愚痴る。
「オッサンさぁ、そーゆーデリカシーないのってありえないよ笑」
Hなお姉さん兵たちはニューハーフ兵たちをかばって戦闘態勢になる。
「うざ。もう俺たちから攻撃だ」
Hなオッサン軍兵士たちは、Hなお姉さん軍と手当たり次第に戦闘――セックスを始めた。
「かわいい!」
「あ、ハズい、待って」
「あーー、ガチでタイプの子だ!」
「あたしも、ほんとは年上の男の人好きなんです笑 やさしくお願いします…」
あちこちでオッサンとお姉さんとの欲望丸出しの容赦ないセックス――戦闘が繰り広げられる。
まあ、他人としてはなんと平和ぼけな戦闘なんだとバカらしいのだが―
「あーー、あたしイクぅーー、廃墟で気持ちよすぎるーー」
「お、俺、あーーっ」
廃墟でセックスに明け暮れて、
結局、Hなオッサン兵もHなお姉さん兵も、ニューハーフ兵もみんなイッて――戦死してしまった。
「あーー、Hなお姉さんがこんなにいいなんてーー」
「Hな年上の男の人がこんなにすてきでいいなんてーー」
「あんもうっ笑
Hなオッサンのアレが後ろの穴でもいいなんてーー!」
こんな戦争、たしかに止められないのだろう。
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