「おーい、早苗ー!バスタオル持ってきてくれー!」
風呂場から亮二の声がして、妻の早苗は溜め息を吐いた。
「はぁーあっ!まったく、そそっかしいんだから!」
夕食後の後片付けで、早苗の手は洗剤にまみれている。
しぶしぶ手を濯いで荒い物を中断しようとしたとき、ちゃぶ台の食器を下げて持ってきた晴美が「私が持っていきましょうか?お姉さん」と申し出た。
年末年始なので、亮二の弟夫婦が遊びに来ているのだ。
「ごめんね、お願いできる?」
早苗はありがたくその申し出に甘えた。
晴美は早苗より5つ若く、さらに見た目も幼く見える方のだが、中身はとてもしっかりしている。
そういうところに早苗は好感を持っており、彼女たちは、実の兄弟である夫たちに負けず劣らず仲が良かった。
更に、真の秘訣は亮二と早苗の夫婦仲にある。
結婚2年目の弟夫婦に引けを取らないであろうと自負できるくらい、早苗と亮二は愛し合っていた。
子供は二人いるのだが、産前産後の他はほとんど毎日エロティックな事をしている。
そういう引け目の無さが、彼女に余裕を生んでいるのだ。
しかし、普段の性生活が、今回ばかりは裏目に出てしまった。
早苗を風呂場に呼びつけたつもりの亮二が、スリルを味わおうと、とんでもないことを企んでいたのだ。
亮二の考えでは、バスタオルを届けに来ただけの早苗とエッチなことをして、家族や弟夫婦にバレるかどうかというハラハラ感を愉しむはずだった。
そのために彼は、浴室のドアを開け、早苗を待ちながら手コキしていた。
ようやくスリッパのパタパタという音が聞こえ、亮二は息を荒げていく。
「ハァハァハァハァ…」
シュコシュコシュコシュコとその瞬間を待ちわびながらする手コキは、自然と感度が高まる。
そしてコンコンっとノックが聞こえ、「はいはーい」と答えると、開かれたドアから晴美が現れた。
脱衣所を挟んで面会した二人は、ピタッと動きを止めた。
晴美からすれば、夫の兄がまさか風呂場のドアを開けて、しかもオナニーをしているなんていう光景は想定しえない。
亮二は、次の瞬間には晴美が悲鳴をあげ、大変な事態になるだろうという予感がして身がまえた。
しかし、晴美はショックのあまり、声も出せなかった。口は半開きになっている。
「ご、ごめんごめんっ、早苗かと思って…って、いくらなんでも酷過ぎるよな」
亮二は早口に無駄な言い訳を述べ立てる。
しかし晴美は真っ直ぐ亮二のペニスを凝視したまま硬直している。
亮二も亮二で、予想外の視姦という状況に興奮の色を隠せず、あえてペニスを隠さない。
先端が赤くテカっている直立のそれは、太くガッチリとしている。
晴美は否応なしに見せつけられたそのペニスに驚愕するしかなかった。
兄弟でも全然違う…。それが、晴美の率直な感想だった。
亮二の弟はフル勃起してもあまり固くならず、絶妙なカリの引っかかりがある他は、特に魅力がなかった。
晴美は確かに夫のテクに満足していたが、はるかに勝るデカマラを目の当たりにして、激しく動揺した。
お姉さんが、いつもこんなペニスを咥えていたなんて…。
早苗の滲み出る余裕の秘訣が分かったところで、晴美は自分もそれを味わいたいと思った。
膣の奥がキュゥっと縮みあがり、痙攣に似たヒクつきとともに、とろーりと愛液が溢れ出るのを感じた。
亮二も晴美も、この衝撃的な状況下にありながら、性的興奮を増幅していく。
そして、互いにそのことをにおわせる様な雰囲気を醸しだした。
晴美はバスタオルを手に持ったまま脱衣所へ入り、「使って下さい」と差し出した。
亮二はそれを受け取るために立ちあがり、脱衣所の足ふきマットに立った。
ペニスが手の届く位置にやってきて、晴美は少し躊躇いながらも、それに触れた。
亮二は晴美の行動が分かっていたかのようにその手を迎え入れ、濡れた体を拭きながら、晴美の手コキに「ア゙ァ…」と唸る。
「気持ち…イイですか…?」
妻との互いに喰い付くようなプレイとは正反対の、じれったい晴美の行動に、亮二は新鮮な興奮を覚えた。
「…あぁ、すごく感じるよ……」
亮二はバスタオルを床に落とし、晴美の、ニットから形がぷりっと露わなおっぱいを揉んだ。
モニュ、フミュムニュムニムニ…
「ン…」
恥じらう様な声が晴美の小さな口から漏れたのを契機に、亮二は服の下からブラを外して、直接乳首をコリコリと攻めはじめた。
晴美は乳首が敏感なようで、体を捩りながら、何度も小さな吐息を漏らす。
大きな声を出しそうになって、んっと堪える様子が亮二には堪らなかった。
「全部脱いで…お風呂に入ろう…」
そろそろ早苗やみんなが、晴美の戻りが遅いことに不審がるだろう。
その懸念は亮二にとって、極上のスパイスだ。
野外や車内などでのスリルセックスが好物の亮二にとって、このシチュエーションは昇天ものだった。
「でも…戻らないと…」
晴美に戻る気が無いことは、亮二のペニスを掴む手の強さから、容易に見て取れた。
「そうか、じゃあ、続きは一人でやるよ…巻き込んでごめんね」
亮二がなぜか浴室に戻ろうとすると、晴美は従順に衣服を脱ぎ払い、抱きついた。
「お願いです、気持ちよくさせてください」
亮二は、早苗とのプレイだと俺は受けなんだけどなぁ…と思いながら、晴美の健気さに新感覚を発見した。
妻より5つ若いその体は、張りがあって、瑞々しい。
亮二は晴美を湯船に入れ、その上から自分も入った。
狭くて深い湯船の中で、亮二はいきなり挿入した。
「ッウ…キッツ……」
想像以上に締まりのいい晴美のマンコに、思わず射精感が募る。
晴美も、実際に入れられて分かる亮二の巨根ぶりに、感じたことのない衝撃が走った。
「ック、ッハァァンッンゥ……」
抑えきれずに発した喘ぎ声が、浴室内に響き渡る。
居間とはかなり離れてるとはいえ、今のはさすがに聞こえたかもしれない。
若干の不安が晴美に生じたが、すぐに始まった亮二の激しいピストン運動に、晴美はすぐに夢中になった。
バシャバシャバシャバシャバシャバシャッ
「アンッンッンッウッンッンッンッ!!!!」
亮二は浮力を利用して晴美を持ち上げ、自分に引き付けるようにして、腰を動かす。
晴美の細い腰はエビぞりになり、おわん形の胸がふるふると振動する。
バシャッバシャッバシャッバシャと波打つ音が、この行為をより一層激しく感じさせる。
晴美はその感覚に酔いしれながら、亮二の破壊的なチンコでイった。
亮二はしかし、不自由な浴槽内では射精までもっていくことが出来ず、洗い場の壁にそって立たせた晴美に、後ろから突きまくった。
パンッパンパンパンパンパンパンパン…
言い訳できないほどの激しい音が響く中で、晴美の声にならない声を聞き、亮二はフィニッシュへ向かっていく。
ぱんっぱんっぱんっぱんぱんぱんぱんっんっんっんっうっああああっでる!!!!!!!!
亮二は気持ちよさのあまり、勢いよく晴美の膣内に射精した。
力強く衝きあげられた肢体がビクンビクンと痙攣する。
晴美は射精時のペニスの唸りで再び果ててしまい、もう自力では立っていられないようだった。
二人がシャワーを浴び服を着ている頃、情事を知らない晴美の旦那は、早苗の後ろ姿にそこはかとない魅力を感じ、暢気に勃起していた。
彼はそのペニスでは到底早苗を満足させられないばかりか、晴美にも難しくなっていることを、まだ知らない。
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