「えーっと、それではこれから少子化対策のために今年からの新しい企画を始めたいと思います」
ステージでは新成人の実行委員がそう紹介する。
今日は成人の日――「みんなで作る」をテーマにした成人式が行われていた。
新成人のアイデアで次の企画も作られていた。
ステージに現れる今年20才のAV女優たち――
総勢20人の彼女らは、参加者にとって同い年でも、いわば性の大先輩になる。
始まったトークショーで、AV女優たちは日頃の仕事を振り返り、性愛の重要さを同い年の参加者たちに語る。
「今、わたしたちはセックスに無関心で平気な傾向があります。
でも、それでは少子化が進むことになります」
AV女優の1人、詩織はステージで真剣に講演する。
「――そこでわたしは、エロの形を今示したいと思います。
エロ、つまりエロスは人間の感覚的な愛、情愛と――」
そのとき講演中の詩織に男優が近づいて来て、
振り袖姿の彼女の帯を解き始めた。
「――人が体を付け合って愛撫するのはキモイことじゃなくて、スゴイ大切なことなんです――」
詩織は平気でスピーチを続け、男優によって開かれた振り袖から参加者にハタチの美乳が晒される。
静まり返った会場の新成人たち――
「――ですから、セックスをキモイとか、性欲をキモイとか言わないで、もっとみなさん――もっと――あ、あぁっ……んー……あっ、あん…」
詩織のスピーチは、男優の挿入によって愛のメッセージへと変わった。
「あー―、あー―、いやっ、やめて、あーー、あーーん」
ステージ上で繰り広げられるハタチの詩織のセックス。
女の子の参加者は何人も会場を出てしまった。
そして男やカップルの参加者たちは、その場でオナニーまたは、カップル同士でセックスを始める。
中には奇跡的に残ってた女の子と初対面でセックスを始めた男も――
「ハア、ハア、あーー、あーーっ、きもちいい、ヤバイ、あーー、ハアハア」
詩織がステージ上で上げる喘ぎ声―愛のメッセージが、会場の新成人たちにもだんだん広がっていく。
そして、十数分後には、成人式会場は愛のメッセージの大合唱に――
「イクっ、イクっ、……お願い中に出してーー」
ステージ上で振り袖をはだけながら男優の射精を体内に長々と受ける詩織。
会場でもたくさんの中出しが成就してる様子だ。
「よかった笑これで、終わります」
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