いけない欲望_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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いけない欲望

15-06-14 10:51

先日母と買い物のために地下鉄に乗った時の事だ、混雑する時間帯で車内はぎゅうぎゅう詰めだった
俺は母の斜め後ろ少し離れた位置で身動き取れない状態、動けないなか俺はある異変を感じとった

母の真後ろにピッタリとくっつく中年の男、不精ヒゲが目立ちサラリーマン風ではない
その男は母の直後に密着して、じっと母の後頭部を見つめていた
全く視線を反らす事なく、にらむような目つきで母を後ろから見つめる男、異様で気持ち悪く恐いくらいだった
母は吊り革を持ち車内広告を見ており、何も気付いていない
その時だった、男は何気なく母の後頭部に自分の顔を密着させたのだ、男の顔に母の髪が触れている、あまりに不自然な男の行為
まさかこいつ痴漢か、若い女性ならともかく、四十歳近い母が痴漢なんてあまりにも俺には想定外過ぎた
男は母の髪の中に完全に顔を埋めた状態、俺にとっては信じられない光景、身動きがとれないため母に男の事を知らせる事もできないでいた
その時だった、異変に気付いたのかハッとした表情で母が後ろを振り返った、そして男と視線が合った母は恐がるようにまた視線を反らして前を向いた
すると男はまた母の髪の中に顔を埋めた、母は脅えるような表情で黙って俯いたままだ
「あの野郎」、母の姿を見て俺はそう思った
少しすると母は眉間にしわをよせ時々体をビクッと動かすような動作をした
確認する事はできないが間違いなく男は母の体を触っていると推測された
母は唇を噛み締め、俯きながらジッと堪えているだけである
母のセミロングの黒髪に顔をうめ痴漢している男、こいつの顔はしっかり覚えた、そういえば今日母はめずらしくスカートだった、もしかして母は男にマンコを触られているのでは

俺と母とは普通の親子、仲だってとても良い
母が嫌がっているのは明白、普通だったら何らかの手段で母を助けるだろう
だがこの時の俺はただ見ているだけだった
なぜだろう、よくわからないが俺は言いようのない感覚に見舞われていた
母が痴漢されている、この信じがたい事実、それに脅えながら恥ずかしげにも見える母の表情がなぜか凄く俺の心をそそったのだ
数分前まで楽しげに俺と普通に会話していた母、今の母はまるで別人のよう
見知らぬ男に好きにされている母、俺はそのシーンを目に焼き付け目的地の駅で母と地下鉄を降りた
帰り道あえて地下鉄での話しはしなかったがショックをうけたのだろう母は元気がなかった
母は細身で小顔、艶やかなセミロングの黒髪、普通の主婦であり俺にしたらただの母親だったが、見方を変えるとまだまだ女性としての魅力を持っている事に今気付いた
「なぜ今まで気付かなかったのだろう、お母さんけっこういい女じゃないか」 俺は帰宅するとすぐ部屋にこもりオナニーを始めた、さっき見た痴漢のシーンを思い出しながら、そして母があの男に連れ去られ犯される場面を想像しながら
それからは罪悪感を持ちながらも俺のオナネタは母になった
普段の日常生活はごく普通、優等生の俺だけど、家事などで無防備な母の後ろ姿を見るとあれからムラムラしてたまらなかった
そして俺は何とか母をもう一度あの男の毒牙にかけさせたい、また痴漢されてる母を見たいと本気で考え始めるようになった。

つづき「いけない欲望2」へ


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