この話はつづきです。はじめから読まれる方は「医者 番外編」へ
気が付くと病院だった。
横には看護婦さんがいて
「玲奈ちゃんったらー!
無理しちゃダメだよ?
体育で持久走なんて‥‥
走ってもいいけど
ほどほどにね?」
「はーい、すいませんっ」
っと笑顔で返事をすると
「明日には
退院出来るからね!」
看護婦さんは出て行った
私は早く退院したかった
でも‥‥
先生‥‥
私は気分転換に
病室から出て屋上に
向かい階段を上った。
階段の入口の反対側に
行き、手すりに
手をかけ体を休めた。
すると突然カラスが
私の目の前を
勢いよく通り過ぎた。
私はびっくりし
呼吸が乱れ息が詰まった
呼吸が難しくなり
過呼吸寸前で辛い。
座り込み
喋ることも出来なくなり
立つことすら出来ない
意識が朦朧とし
「‥‥‥っ‥」
すると
「西田っ!?」
喋れない私
「西田!? おい西田!?」
先生が来てくれた‥‥
先生は手に持っていた
コンビニの袋の
中身を出し、袋を
私の口に被せてきた。
だんだん呼吸が休まり
落ち着いてきた。
先生は
私の背中を摩りながら
私が袋を持っている手を
一緒に握ってくれた。
「大丈夫か?」
「‥‥はい‥」
「よかった」
先生は微笑んだ
「先生‥袋の中‥‥」
袋の中身が
地面に落ちている
私は四つん這いで
中身まで行くと
「シュークリーム?」
「ん、ああ、一緒に
食べようと思って。」
「‥‥誰と?」
「西田‥‥、西田玲奈と」
私は嬉しさが込み上げて
先生に抱き着いた。
「お前2ヶ月も来ないから
心配したんだぞ?」
「ごめんなさい。
ちょっとすねてたの‥」
「‥‥許す。」
「え?」
先生を見上げると
ちゅ―‥‥
2ヶ月ぶりに
先生と触れ合う。
お互いを求め合うように
だんだん激しくなる。
「クスッ‥‥先生だめ!」
「あ、屋上だったな」
「へへっ」
「シュークリームでも
食べるか?」
「うんっ!!」
私たちは仲直りをし
屋上のベンチで
シュークリームを食べ
病室に戻った。
終わり。
PS.微妙な終わり方で
すいませーんっ(°°;)
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