伊藤 咲(18)高校3年
わたしには
好きな人が2人いました。
「おーい!咲、おはよ!」
呼んで来たのは
クラスメートの達也。
「おー!たっつ!おはよ!」
「このままだと遅刻だ!
一緒に走るぞ!」
そう、
達也は好きな人の1人。
高校入学してから
今までクラスが
全部同じで
1番仲が良い男友達。
ガラガラッ!
「はい、遅刻ー。」
そう言ったのは
数学の先生と副担任の
森先生。
この人が
2人目の好きな人。
すでに1時間目が
始まっていた。
「「すいませーん」」
私達は目を合わせて
笑っていた。
森先生が見てるのも
知らずに ―――‥‥
テスト1週間前になり
勉強に全くと言うほど
着いて行けてない私を
達也は感じ取り
「お前今日ひま?」
「ひま!ひま!え、なに!?
なんか奢ってくれんの!」
「ちげーわ!勉強でも
教えてやろっかなー
って思ってよ!」
一瞬優しさに
ドキっとした私。
「行く行く!
物理も数学も国語も
全くなんだよね!」
「ぢゃあ帰ったら
おれんち来いよな!」
「うん、またね!」
達也と別れたあと
「なんだと?
数学がわからない?」
後ろを振り返ると
心臓が一気に飛び跳ねた。
「も、森先生!!」
「お前、
数学わかんないのか?」
「は、はい…」
今は5時半。外は薄暗く
教室は誰もいない。
急に緊張し心臓が
持たなくなった私は
「用事あるんで帰ります!」
バックを持って
先生の横を通った瞬間
「きゃっ ――‥‥」
腕をぐいっと引っ張られ
後ろ向きで
先生の中にすっぽり。
「せ、先生…?」
先生は私を強く抱きしめ
私はチラッと横を向く。
すると先生の顔が
すぐ横にあり目が合った
びっくりと緊張で
先生の目から
逃げれなくなり
だんだん先生の顔が
近づいて来る。
「..あっ…..」
その瞬間
先生と唇が重なった。
きっと私は
顔が真っ赤だろう、
心臓が破裂寸前。
すると先生は
舌を絡めてきた
「伊藤…絡めろ…」
「..ん…..んぁ..」
すると遠くの廊下から
人の笑い声が。
慌てて唇を話すと
先生が耳元で
「明日の放課後
講義室に来い。
数学教えてやるっ」
そう言うと
先生は職員室に
戻って行った
私はなにが起こったか
やっと把握した
先生と..しちゃった..
つづき「先生とクラスメート2」へ
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