自転車女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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自転車女

15-06-14 10:55

最近、直樹の近所に痴女が出るようになった。直樹は勝手に自転車女と呼んでいる。
自転車女というのは、その名の通り、自転車に乗った女のことだ。ミニスカートを履いて自転車をこいでいるのだが、直樹の家の坂を下る時、スカートがおもいっきり捲れて中が見えるのだが・・・ノーパンなのである。

直樹はその自転車女の股間を見たことが度々ある。ふっくらとした太もも、手入れを怠っているらしい濃いめの陰毛。
胸もなかなか大きかった。申し分なく思えるが、直樹は自転車女に苛立ちを感じていた。
というのも、直樹に会うたび、彼女は恥ずかしそうにスカートを押さえるようになったのだ。要するに、見せたい訳ではなく、自転車で下る時の風圧を楽しんでいるだけらしいのだ。
直樹は妄想に生きる部分があった。妄想の中の痴女のイメージとまるで違うあの自転車女を恥ずかしい目に合わせてやろう、そう思ったのだ。
そして直樹はこの妄想の現実化に向けて動きだした。脅迫の言葉を考え、どのような恥ずかしい目に合わせるか、具体的な案を練った。
「おもらし」「浣腸、スカトロ」「スカートを奪い下半身裸にする」・・・様々なメモが出来上がる。
そして今。直樹は坂で待ち伏せているのだった。

夜遅く、自転車女は現れた。自転車女は直樹を見て、異変に気付いたらしかった。しかしその時にはもう、自転車は坂を下り始めていたのだ。
スカートが翻って、股間がまるだしになる。女は恥ずかしそうに速度を早め、過ぎ去ろうとした。
直樹はすぐさま自転車のハンドルを掴んだ。
「きゃあっ」
「君、警察に通報してあげようか」
「嫌、ごめんなさい、ごめんなさい」
直樹は自転車女のスカートを捲り上げた。
「嫌、やめてえ」
直樹の予想通り、女は自転車を押さえた。
直樹はハサミを取りだし、後ろの方を切り裂いた。スカートは最早ただの布切れになって、風にはためいていた。服として機能していないのだ。尻が完全に丸出しだった。
「このまま帰る?俺の家に行ったら、新しいスカート用意してあげるよ」
「か、帰る」
「いいのか?全部カメラにとってあるんだよ」
「ヒッ・・・」
「大丈夫だよ、君とセックスしたい訳じゃないんだから」
直樹は女を家に連れ込んだ。

つづき「自転車女2」へ


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