この話はつづきです。はじめから読まれる方は「いけない欲望」へ
土曜日、ついに決行の日が来た、すでに父は出張で不在、家に居るのは俺と母だけ、俺は何気なく今日の母の行動予定を聞き出した
母は今日もいつものスーパーで買い物するのは間違いないようだ、それだけ分かれば充分、俺はその時間に合わせて先に外出をして男の部屋へ行った
男もいつもより身なりを整えた姿で現れた、母に不信感をいだかせないためだろう
俺は母の行動予定を男に伝えた、計画通り男はスーパーへ向かい俺は男の部屋に残った
家では母も外出の準備をしていたし計画通りならばこの部屋に来るのは案外早いかもしれない
俺はビデオカメラの準備をすると押し入れに入った、かび臭かったがさほど気にならない、かび臭さなどどうでもよかった、すでに俺は緊張して心臓がドキドキして破裂しそうだった
本当に母はここに来るのだろうか、頼む成功してここに来てくれと、期待と不安が入り交じり焦るようなおかしな気分
男が部屋を出て一時間が過ぎた、遅いなと思った瞬間だった、ガチャガチャと玄関のドアノブの音が聞こえてきた
そしてドタッという音に続き「大丈夫ですか」と言う女の人の声がした
母だ、間違いないこれは母の声、男は計画通り母をここに連れて来たのだ
「あっ…痛っ…、でも大丈夫ちょっとぶつけただけです…」
「大丈夫ですか…立ち上がれますか…」
「くっ…足が痺れて上手く立てない…、すみませんが部屋の中まで行くのに手を貸してくれませんか」
「はっ…はい」
すると母は男に肩を貸すような感じで男は足を引きずりながら現れた
「あっ…もう大丈夫です、今保険証を準備しますので少し待っててもらえますか」
そう言うと男は足を引きずりながら別な部屋へと移動した、押し入れの戸を僅かに開き俺はじっと息を潜めていた
目の前には母が不安そうな表情で立っている、本当に母がここに来たのだ、その時玄関の方からガチャという音が聞こえた、おそらく男が母を逃さないため玄関の鍵をかけたのだろう
何も知らないで男の部屋に来てしまった母、トレーナーにジーパンにカーディガンというラフな服装
少しすると母は無造作に置かれている男のエロDVDに気付いたようだ
母は一瞬「えっ…」という表情をするとすぐに視線を反らした
「あれっ…無いぞ、おかしいなあ…」
そう言いながら男が戻ってきた
「すみません…お手数かけて、今見つけますからもう少しの間その辺に座って待っててください」
「はっ…はい」
母は加害者であるためか男の言う通りその場に座った、本当だったらこんな所に長居したくないだろうが
「そうだ、先に一応あなたの名前を確認させてもらいたいのですが免許証か何かあれば見せてもらえますか」
「はい、車の免許証があります」
男は母の免許証を手に取ると
「お名前は、〇〇麗子さんですね、生年月日から年令は三十九歳ですか、年令より若く見えますね」
「はっ…はあ…」
「おそらくもう結婚されているのでしょう、お子様は小さいのですか」
「いえっ…高校生の息子が一人います…」
「えっ…そんな歳のお子様が、それは失礼しました、「私はまだ独身者でしてねえ…、それにしてもあなたみたいな美しい奥様を持つご主人がうらやましいですよ」
「そっ…そんなこと…」
「ところで高校生の息子さんが一人だけなんて、一人っ子じゃ寂しいでしょう、もうお子様はつくられないのですか、奥様はお若いからご主人毎晩求めてくるんじゃないですか」
「あっ…あのっ…保険証は…」
口調は穏やかだがセクハラ紛いの問いだった、母は遠慮気味に話しを反らすと
「あっ…すみません、ぺらぺら話し過ぎましたね、もうちょっと待っててください、それと…痛っ…、さっき車とぶつかった場所が少し痛みだしたのですが腫れてないか見てもらえますか…、もし腫れていたら少しでも早めに湿布を貼っておきたいので」
「はっ…はい分かりました、でも痛みだしたって…大丈夫ですか…」
「一人じゃ思うように動けなくて…今ベルトを外すからズボンを下げるのを手伝ってもらえますか、股に近い部分なのでそのままズボンを下げてください…」
母もこのような場面には慣れていないのだれう、不信感はあるものの男の指示に従っている
「痛っ…中途半端だったら痛むのでズボンを完全に脱がせてください」
「あっ…はい…すみません…」
母は言われるまま丁寧に男のズボンを脱がせた
男は寝そべりながら
「股の…左足のふとももの辺り腫れてないですか」
毛むくじゃらの男の足、母は言われた通り男の左足を見ようとしたが
「えっ…」
慌てるように母はすぐに目を反らした
男のパンツはブリーフだった、そしてブリーフには勃起したペニスの形がそのまま浮き上がっていたのだ
男は仰向けに寝そべり手をついて上体を起こした格好で
「腫れてないですか、自分では体を捻ると痛くてよく見えないのですよ、股の付け根付近です、治療が長引かせないためにも応急処置をしたいのでお願いします」
「わっ…わかりました」
母は再び男の下半身に視線を移した、男が言う股の付け根を見るためにはどうしてもブリーフが視界に入ってしまう
母はやや顔を遠ざける感じで
「特に腫れてはいないようですが…」
「そうですか…けっこう痛くて…、そうだ私の言う所に湿布を貼ってください、湿布はそこの机の中にありますから」
男が痛みを訴える以上は母も従うしかないだろう、ましてや治療が長引くような事態は避けたいだろうし
俺にしてみたらペニスをあんなに勃起させて痛いも何もないのだが、おそらく母も動揺してあまり冷静ではないのだろう
だが見ている俺は母がセクハラされているみたいで興奮しながらその様子を楽しんでいた
男にしてもすでに母は捕らえた事だし慌てる必要もない、おそらくやる前に遊んでいるのだろう
男は湿布を手にした母に
「すみませんが私が貼る位置を教えますから、ふとももの付け根近くを指で押して見てください」
「えっ…私が押すのですか…」
「そうです、私は痛くて体を捻れないので痛い位置を教えますからお願いします」
「はっ…はいっ…」
母は指先でちょんと男のふとももに触れたが
「違います、外側ではなくもっと内側です」
「この辺ですか…」
母はやや顔を背けながら指先の位置をずらした、当然だろうすぐ近くには勃起した男のペニスがブリーフに浮かび上がっているのだから
「あっ…その辺かな、ちょっと待って今誘導しますから」
男はそう言うと母の手を握った
「えっ…」
手を掴まれ一瞬たじろいだ母、だが男は母の手を引き
「ここです、ここ痛いのですよ」
そう言うやいなや
「痛っ…捻った…」と
体のバランスを崩した
「えっ…ちょっ…ちょっと…」
男がバランスを崩した瞬間、なんと母の手は男のブリーフの上に乗せられていた、そして男は母の手をがっしりと掴んでいる
「痛っ…ダメっ…今動かないで痛い…」
慌てて手を引こうとした母を一喝するように男は制した
「ええっ…でもっ…」
「痛い…少しの間動かないでいてください、響くんです」
男は痛がりながら母の手をさらに強く自分のブリーフに押し当てた
母の顔が紅潮している、無理もないブリーフの下には勃起したペニスがあるのだから
セクハラ紛いの行為を受けて困惑する母の表情がかわいらしくて、さらに俺の興奮度は増した
つづき「いけない欲望8」へ
コメント