この話はつづきです。はじめから読まれる方は「いけない欲望」へ
決行予定は今度の土曜日、父が出張で長期不在するため家には俺と母の二人だけとなる
母を男の部屋に連れ込む筋書きは、買い物に車を使う母が駐車するため車をバックしている時を狙い男が車にぶつかる
人身事故に母はおそらく動揺するだろう、男は善人を装い大丈夫だからと言い張り事故にはしないと言う、だけど一応念のため病院に行くので家にある保険証を取りに行くと母に言う、母は男のマンションまで男を車に乗せ、足を痛めた男に同行して部屋に行くという作戦だ
単純かもしれないが母みたいな人にはかなり有効だと思われる、男の演技次第だが成功する可能性は高いだろう
俺はビデオカメラの準備をしながら決行の日を心待ちにした
母はどんな犯されかたをするのだろう、喘ぐ姿は美しいだろうな
変態男の責めにどこまで正気でいられるだろう
決行前の準備も入念にしなくてはいけない、俺は学校をさぼり男と打ち合わせを行った
母が普段買い物に利用するスーパーの駐車場、それと母本人の姿をもう一度男に直接見せて確認させたかった
俺は男とスーパーの駐車場近くで母が買い物に来るのを待った
「もうすぐ来ると思う…、あっ来た…あの車だ」
そして車から母の姿が
「おおっ…間違いない、あの時の女だ」
車から降りてスーパーに向かう母の姿をじっと見つめる男
「どうだい…おじさん、上手く事故の演技できそうかい、しくじったらお母さんは貸せないよ」
「大丈夫だ、良心的な人を演じ自然な感じで軽くやってやるよ、だけど俺の部屋に入ったら絶対逃がしはしないけどな」
しばらくすると買い物を終え車の所へ母が戻ってきた、スーパーで購入した夕食の食材を袋に持ちながら
男はそんな母の姿を真剣な眼差しで見つめている
「この欲求不満の雌犬が…覚悟しとけよ…」
男はボソッと独り言のように呟いた
俺はその後、男の部屋へと向かった、自分の隠れる場所や行為を行う位置を確認するためにだ
思ったより整頓されている部屋だった、もっと物が散乱している部屋をイメージしていたが
エロDVDが無造作に何枚も置いてあった、レイプ系やSM系がほとんど、これだけでも男の趣向がだいたい分かる
そして棚には赤いローブとガムテープ、そしてゴルフ球くらいの大きさでいくつも穴の空いたボールギャグが置いてあった
あれらを母に使うつもりなのだろうか、わからないがそれらの道具を見ると俺も少し恐ろしく感じた、だからあえて気付かない振りをした
「隣や上下の部屋の人に音が漏れないかな…」
「大丈夫、上下の部屋は空き部屋だし、両隣も日中はいつも不在だ休日も同じ、それにこのマンションは物音があまり聞こえにくいし」
「それじゃ当日、俺はこの部屋の押し入れで待機してるからね」
「ああっ…それでいい、だけど本当に大丈夫なんだな、びびって母ちゃんを助けようと飛び出してきたりするなよ」
「言ったろ、中出しさえしなきゃおじさんの好きにしてもいいって、それに俺とお母さんが同時にここに居たらやばいしょ…」
「そうだな…わかった、ようしお前がその覚悟なら俺も遠慮なくやらせてもらう、この部屋に居る間はお前の母ちゃんは俺の女だ、俺の女になったからには想像つくよな…本当にいいんだな約束だぞ」
「ああっ…約束するよ」
契約は成立した、あとは当日を待つのみとなった
つづき「いけない欲望7」へ
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