プロローグ
岩瀬麻里子は全裸でアイマスクをして、四つん這いになり、背中で交差させた手首をバスローブの紐で縛られて、尻を高く掲げている。
村田修一は、麻里子の大きな尻の中央にぱっくり開いているクレバスを凝視した。
「まったくいやらしいおまんこだな。びらびらがこんなにはみ出て。おまけに、もう濡れてるじゃねえか。本当に、すけべな女だな、麻里子は。」
「いやー、言わないで。」
麻里子の声音には微かな震えとともに、淫靡な歓びも交じっている。
修一は、親指でクレバスを開いた。麻里子の軀が、びくんと反応する。幾重にも重なる赤みがかったピンクの膣肉の下には、包皮をかぶったクリトリスが顔を出している。人差し指で皮をむく。むき出しになって真珠光沢を放つ突起を、とがらせた舌でつつく。
「ああー、ううーん。ああーっ。」
軽く何度かつついただけで、麻里子は大きな声をあげ、膣壁からは、とめどなく愛液が溢れてくる。
修一は舌を平らにして、クレバス全体を何度も舐め上げ、ラビアを唇ではさんでぶるぶると震わせ、膣の奥にすぼませた舌先をねじ入れた。
「いやあ、感じるー、もっと、もっとー。」
麻里子の歓びの声は修一の情欲の炎を狂おしく燃え上がらせる。
「お前は本当に淫乱な女だな。いつからこんなになったんだ。」
「修一のせいで、こういう軀になったのよ。みんなあなたのせいよ。」
中指を膣に挿入する。ざらざらしたGスポットを捉えると、指の腹でゆっくり撫でまわし、同時に親指でクリトリスを刺激する。愛液が溢れる膣の中はぬるぬるの蜜壺と化している。修一は指の動きを速めた。くちゅくちゅ、ぴちゃぴちゃと音を立てて、柔肉を蹂躙する。
「ああー、そこー、そこーっ、気持ちいいよー、ああー。」
麻里子は絶叫に近い叫び声を上げた。電流に貫かれるような快感の奔流が軀を駆け巡り、背中が波打つように動く。
修一は指による愛撫をやめると、無言で自分のペニスに手を添え、いきなり挿入した。
「いやあーっ。」
麻里子は、部屋全体に響くほどの大声をあげた。見下ろすと、くびれた腰から豊かな白い尻にかけての曲線が悩ましい。くびれに手をあてて、何度か腰を打ち付けるように深く突いたあと、修一はゆっくりとピストンを始め、徐々に動きを速めていく。
「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ。」
赤黒いモノがクレバスから出入りするたび、麻里子の息遣いが部屋に響く。
「もっとー、もっとー、もっとちょうだい、」
快楽の虜となった麻里子の欲望はもはや歯止めがなかった。
腰の動きが速まるにつれ、麻里子の乱れは加速していく。
「ああー、いやーッ、もうダメ、イク、イク、イっちゃう。」
まだ、イクには早い。修一はペニスを抜いて、麻里子の軀を反転させ、アイマスクを取った。目の焦点は定まらず、だらしなく口を開き、涎を垂れ流している。
「今度はお前が上になれ。」
修一は麻里子を抱えると、自分は仰向けになり、騎乗位で挿入した。
「はう。」
「ほら、自分で腰を動かして。」
麻里子は、修一の胸に手をつき、ねっとりと腰をくねらせる。修一は、官能の表情を浮かべる麻里子の顔を下から見上げ、乳房を思いのたけ堪能する。
「それにしても、お前のおっぱいはいつ見ても大きいな。」
Fカップのバストを揉みしだき、乳首を指でつまんでひねる。
「ああー、感じる。もっと触って。」
修一は半身を起して、乳首を唇に含んだ。舌先でちろちろ舐め回し、軽く歯で噛んでみる。
心ゆくまで乳房を弄ぶと、麻里子の両手を後ろにつかせた。ぱっくり開いた秘裂に肉棒が突き挿さるのが丸見えだ。肉棒の動きにつれて、ラビアが膣に出たり入ったりしている。
完璧な半球の乳房。肌理の細かい、吸いこまれるような白い肌。それと不釣り合いな濃い陰毛の翳り。麻里子の最高にエロティックな上半身をじっくり眺めながら、一つに繋がって腰を何度も突き上げる。修一にとって、これ以上の至福はない。
修一は、麻里子の軀を抱き寄せ、唇を合わせた。
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