タチとネコの関係 6_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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タチとネコの関係 6

15-06-14 10:59

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「タチとネコの関係」へ

再びベッドの上では2回戦が始まっていた。道代は重なり合うように七海に情熱的な
キスをしていた。

(ああん、さっきイったばかりなのにこんなキスされたら・・・)
互いの唾が混じり合い涎が垂れる。舌が絡み合い、ぶちゅくちゅと音が鳴る。
いつ終わるともわからない長い長いキスだった。
(えっうそ!)
七海の全身が震え、所々ピクピク痙攣する。キスだけで軽く達してしまったのだ。
「もしかして、イっちゃった?ふふふ、可愛い。私キス上手いでしょ」
「はああ~、すごく上手。こんなキス初めて。部長、もっと~」
道代の本気のキスが余程衝撃的だったのか、七海は甘えた声でおねだりをした。
「今は部長じゃなくて道代と呼んで。私も七海って呼ぶから。貴女はもう私の恋人よ」
そう言って道代はアンコ-ルのキスをした。

道代は1回戦の時より、時間をかけて丁寧にじっくりと七海の隅々まで愛撫を施した。
女の体に無数に散らばる性感帯は、時間をかけて執拗に責めれば責めるほど感度が
増していく事を熟知していたからだ。当然道代ほどのテクニシャンならキス同様、
いろんな性感帯でも軽いエクスタシ-ぐらいは導ける術を持っていた。
「はっはっううう~ん」
「ふふ、またイッたの?もう何度目かしら。欲求不満だったなんて遠い昔の
ことみたいね。背中でイケるなんて事知らなかったでしょ。もっと他にもいっぱい
開発してあげる。じっくり時間をかけてね」
もう七海は返事すら出来なかった。息も絶え絶えにノックアウト状態だ。それでも
まだ道代は肝心のアソコには触れてもいなかったのだ。

どれぐらい時間がたったのだろう。七海は哀願していた。
「ああ、お願い、もう我慢できない、道代、触って」
「どこを?」
「アソコ、アソコに触って」
「アソコじゃわからないわ。ちゃんと言ってくれなきゃ」
「おまんこ~、七海のおまんこいじって~」
「もう気が狂いそうって感じね」
そう言って道代は七海にキスをした。ねっとりとした濃厚な。
「キスには自信あるの。そのキスでリクエストのおまんこを責めてあげる」
道代のクンニは初めてである。1回戦の時は指で責められた。
道代は七海の股間に顔を埋め、びちょびちょになって糸を引いているおまんこの
匂いを嗅いだ。
「うわあ、七海のイヤラシイ匂いがする」
「やっ、そんなこと言わないで」
「七海が大満足するまで舐め続けてあげる」
道代は小陰唇にキスを浴びせ大陰唇に長い舌を這わせていった。
「あん、あん、あん、はああん、あん、はあああ」
「うふっ、素敵な声だわ」

それから1時間後、まだ道代のクンニは続いていた。その責めは実に巧みだった。
長時間おまんこを責めていても、何度もイケるように決して簡単にはイカせない。
多彩なキスで、時にはなぶる様に焦らし、時には優しくいたわるように。
ここぞとばかりの時には素早く動く舌で責め続けた。クリトリスばかりを集中的に
舐め簡単にイカせて後が続かない、夫の単純なクンニとは雲泥の差だった。
(来る。また来るう。あの大波が。ああ、うそっ大きい。こわい。死ぬ。死んじゃう)
「ううっくぅうう~、あ゙あ゙あ゙あ゙ぁっ~」
強弱を使い分けたクンニは、より深いエクスタシ-に七海を誘った。七海は意識が
飛ぶ寸前、走馬灯のように過去の出来事が頭を駆け巡った。初体験、結婚式、
義理の親、夫の事、そしてそれらはすぐ泡のようにすぐに消え去り、ただ真っ白な
世界だけが目の前に広がった。つい先程までごく普通の平凡な主婦だった女は、
決して踏み入ってはいけなかった世界に自ら飛び込んでしまった事を後悔した。
だが、その後悔の念も今初めて知った快楽の前にまたすぐ消え去ってしまった。

つづき「タチとネコの関係 7」へ


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