この話はつづきです。はじめから読まれる方は「後家の疼き」へ
「八重さん、正夫さん今日いいかしら・・・・」
「いいよ、二回で治療するから上がって」
鈴江は風呂上りの浴衣姿で二階に上がった、薄暗い廊下を歩いて一番奥の灯り部屋の部屋の前に立った。
「こんばんわ、いいかしら・・・」
「どうぞ」低い正夫の声がした
鈴江は戸に手をかけ初めて正夫の部屋に入った。
白いシーツの布団が治療するところと鈴江は思った。
「どうしたのですか・・・」
黒いメガネ越しに鈴江に聞いた。
「腰が少し痛いの、診ていただけるかしら」
「そこに横になって」
鈴江はうつ伏せに身を横たえた、正夫は手探りで鈴江の腰に手を当てて痛みの様子を探ってみた。
風呂上りのぬくもりが浴衣越しに伝わってくる、野良仕事で鍛えた腰から臀部は張りがありしかも腿の辺りは柔らかい感触が
「少し灸をすえましょう、浴衣を脱いで下さい」
鈴江は目の不自由な正夫なのかためらうことなく浴衣を脱いで下着姿でうつ伏せた。
百草を取ると滑らかな腰の両脇に置いた
「少し熱いですが辛抱してください」
百草から細い煙が立ち昇った
「うう・・・熱いわ」
1分もたったろうか鈴江にはとても長く感じられた
「少し指圧とマッサージをやります、楽にしてください」
正夫の指が腰から腿辺りに集中する
静江はその指圧が異様に心地よいのに気が付いた
「どうですか・・・」
「いい気持ちです・・・まあそんな所まで、いけません正夫さん」
「変に思わないでください、この辺りは女性の冷え症と性欲を旺盛にするツボですから」
「ぁぁ・・・変になりそう・・・ダメ・・・・」
「分かりました、今日はこの辺で」
正夫は手を止めたのである。
鈴江は火照り始めた身体を起こしながら正夫の股間に目を向けた。
正夫の硬く突き出るマラの様子がズボン越に感じられる
「ねえ、正夫さん さっき性欲のツボと言ってたけど、私旦那いないのよ」
正夫は無言で顔を赤らめた
「やりたいの・・・童貞・・・」
鈴江は正夫の股間に手を延ばすのだった。
つづき「後家の疼き 3」へ
コメント