この話はつづきです。はじめから読まれる方は「監禁(2)ー1」へ
「随分出したな、客も喜ぶぜ。」
男が洗面器の中身を確認しながら言う。
「え?客って・・・?」
「ああ、そう言えば言ってなかったな。最初は趣味で真美への拷問を録画してたんだが、その手のマニアに高く売れてな。次はギャル系がいいって事でお前のもビデオに撮ってるんだ。でもまさかお前が真美の友達とはね、ククク」
頭が真っ白になる彩花。
「ひどい・・・ひどいよ!もうやめて!」
「おう、泣け泣け!その方がいい絵が撮れるからな。」
彩花は知っていた。こういう何も考えず欲望のまま動く奴ほど意外と上手くいく現実を。
「俺はギャル系はあまり好きじゃなかったんだがお前は別格だよ…タップリ調教してやるからな。今日はパーティーもあるしな」
「もうやめて・・・グスッ」
その頃病院では意識を取り戻した真美が彩花がまだ帰っていない事を知らされていた。
『もしかしたら彩花はあの道にいってあいつに襲われたんじゃ・・・』
警察の捜査も一向に進んでいないように見え、苛立ちが募る真美。
やがて静かに何かを決心する。
場所は戻り彩花の監禁されている廃墟では・・・
男は浣腸器に何か黄色い液体をタップリ吸い込んでいた。
「それ・・・何なの・・・?」
知りたくもないが聞かずにはいられない。
「入れてから教えてやるよ。」
予想通りの答えだ、嫌な予感しかしない。
つづき「監禁(2) 8」へ
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