中指と薬指_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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中指と薬指

15-06-14 11:02

薄暗い部屋の中に置いたコタツの脇で私はひざに抱えた彼女の濡れたあそこで指を動かしている。
学年1個下の彼女も私も制服を着たまま部屋の電気をつけず、もうずっとこうしている。
気持ちいいところは体で伝えてくるから早く動かしたり、ゆっくり転がしたりしてぬめった感触を指先で楽しんでいる。

「あ……」
たまに彼女が吐息混じりの声を出すだけで私は黙々と彼女のそこを責め続けている。
彼女は時間と共にそこを濡らして、最初は湿っただけだったパンツの中であそこの中は溢れ始めている。
こたつの上には勉強道具がそれなりに開いている。
勉強を教えているうちに顔が近づいたから何となくキスをしてしまったら、もうそれだけで彼女はキスに集中してしまったので、柔らかいキスを長くしているうちに日が暮れてしまった。
暗くなると、親密度がもっと増して、なんか、いいんじゃないかなと思って半開きの唇に舌を差し込んで、彼女の舌を舐めてみた。
「ううぅん……!」
泣いているみたいな声を出して彼女が息を弾ませて来たので、私も初めてなりに感じさせることを目的に舌を動かしてみた。
唇を離すと、泣きそうな目で彼女は半開きの口から小さくはぁはぁと息を漏らして「先ぱ……」と囁いてきた。
「ん?」
優しく聞き返してあげると彼女は。
「もっと近くに来て。抱きしめてほしい…」
と言った。

私は彼女の背後に座ってお腹に腕を回して抱きしめてあげた。
「あぁ……」
彼女は体を反らせて敏感になっていることを示した。
無言でも言葉が通じる不思議な感覚。
彼女の両腕をさすると彼女が眼を閉じて感じているのがわかる。
わき腹をさすってあげると彼女の吐息が漏れる。

そんなことをしていると好奇心が湧いてくる。

太腿を指先でくすぐるようにすると、切なそうに声を押し殺して身をよじる。
内腿まで指を這わせると体をぶるぶる震わせてひざを閉じた。
怖いのとくすぐったいのと感じるのが入り混じったような反応。
首筋にキスをしてあげる。
「ん……」
ヒザ小僧まで何とか指を伸ばしてくすぐりながら上のほうへ指を這わせて、スカートに手を忍ばせて、パンツまでたどり着く。
彼女は体を小刻みに震わせて指が上って来るのに合わせて少しずつ体を反らせ、体重を預けてくる。
「先輩……」
何かを懇願するような声。
無視するようにパンツの上のほうに指先を入れる。
「先輩……!」
怖がっているのかもしれない。
「いい?」
耳元で囁くと彼女は大きく息を吸って大きく息を吐いた。
耳たぶにキスをする。
「いい?」
もう一度聞く。
深呼吸を繰り返していた彼女の体が止まった。
指を深く滑り込ませる。
初めて触れる、他人の茂み。うっすらと汗ばんだ肌。彼女のパンツの中はしっとりとした感じだった。
足の付け根の柔らかいふくらみを人差し指と薬指でさすると、まるでそこをいじられ始めたように彼女は声を漏らし始めた。
「足、開いて」
充分に迷って見せて、彼女はコタツの中に足を投げ出した。

彼女とは学年も違えば、部活が同じなわけでもない。
ただ、彼女のことは可愛いと評判だったので知っていた。
可愛いからこそ学年を問わずいじめられていたことも知っていた。
授業に身が入らないらしく、勉強はできるほうなのに成績が悪いとも聞いた。
テストを受けた時筆箱を忘れて、誰も筆記用具を貸さなかったとも聞いた。
これだから女子高は怖い。筆箱は隠されたに違いない。
そんな彼女がぽつんと裏庭のベンチでお弁当を食べていた。
私は友人たちとたまたま通りかかった。
私達はいじめに加わる品性も無かったし、いじめられるほど真面目でもなかった。
直接彼女を知らなかったので噂しか知らなかった。
「あ、あの子。この間のいじめがどうとかって言われてた子だよ」
なるほど。やっかまれそうな顔をしている。
性格もきつくなさそうな顔立ちだ。
友人は通り過ぎずにその子の隣に座った。
「ここいい?」
学年が上だと気づいた彼女は体を硬くしたが、先に座った友人は明るく私達を手招きし、「ここ空いてるから、ここで良いじゃん!」と呼んだ。
私達は自己紹介しながらそれぞれのお弁当を食べた。
私達は熱心に彼女の隣で食べることを繰り返した。
昼食時間の裏庭には生徒の往来も多い。
最高学年の私達が談笑する相手をいじめる子は少なくなって行った。
ある日お弁当を食べ終わって立ち上がった私達の一人が「あれれ?」と言った。
「ちょっとこんな感じで並んでみ。」
私達をでこぼこに整列させた友人は「夏美は中指だね」と一番背が高い私に向かって言った。
彼女を私の隣に立たせ、「あなたは薬指だね」と言った。
一番背が低い子が親指になり、5人グループは5本の指に割り当てられた。

下着の中の湿度はどんどん高くなる。
私も初めてだが、触られている彼女も初めての経験に体をわななかせている。
自分で側に来てと呼んだものの、親密な行為の予想と、実際の間で戸惑いと期待と好奇心と羞恥心でもみくちゃにされているようだった。
私は中指を、彼女の体の中央に下ろした。
彼女の体は撥ねるように震えたが、彼女は手の甲を口に当て、激しく息を吸い耐えていた。
濡れていない彼女のそこに、私は一瞬ガッカリしたが、溝に合わせて指先を滑らせて行き来させているうちに、やはりそこに指を潜らせて見たくなってきた。
指先をくるくる回して、閉じている秘部に食い込ませてみると、もうそれだけで感じるのか口に当てていた手も下ろし、彼女は両手で自分の体を支え始めた。
指先をくるくる回すたびに彼女の吐息が小刻みに吸われ、小刻みに吐かれる。
あ、と思った瞬間、それまでただしっとりとしていた彼女の肌から、するっと指先が谷間に落ちて、谷底に隠れていた泉を見つけた。
たっぷりと濡れて待ち構えていたそこに、私は興奮し始めたし、彼女は濡れていることを知った恥ずかしさと、知られた恥ずかしさに可愛い声で一言つぶやいた。
「いや……」
その声を可愛いと思った途端、好奇心が先立って余裕だった私の興奮が跳ね上がり、すこし息が深くなった。
「これ、なんだろ」
私は指先に当たる突起のようなものを彼女に聞いた。
「わかんない、わかんない……」
声から恥ずかしくてたまらない様子がわかる。その突起は乾いていたけど、濡れていた私の指が触るので、徐々に濡れていった。
「先ぱ……そこ、……」
突起が濡れてから、彼女の体の反応が良くなった。ここが気持ち良いのだ。
「ここがクリトリスなのかな?」
私が小さな声で耳元で囁くと、彼女はいやいやするように首を振ったが、同時に激しく谷間を溢れさせた。
彼女ははあはあし始めた。


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